伊藤若冲(1716-1800)は、”鶏の画家”の異名を持つ江戸時代の画家です。国内で伊藤若冲展、あるいは伊藤若冲の作品を出品した展覧会が開催されると、たちまち評判を呼ぶほどです
そこで、伊藤若冲の絵が見られる展覧会や伊藤若冲の作品を所蔵する美術館などの情報を調べてみました。

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伊藤若冲とは?

伊藤若冲(1716-1800)は、”鶏の画家”の異名を持つ江戸時代の画家です。国内で伊藤若冲展、あるいは伊藤若冲の作品を出品した展覧会が開催されると、たちまち評判を呼ぶほど。

久保田米僊「伊藤若冲像」
久保田米僊「伊藤若冲像」一幅 絹本着色 明治18(1885)年 55.0×34.9cm 相国寺

伊藤若冲と西福寺の関係

伊藤若冲は、京都の中心地にある錦市場の青物問屋「升屋」の長男として生まれました。
京都で絵画活動をしていた伊藤若冲ですが、1788年(72歳)、若冲は天明の大火によって自宅を消失し、大阪へ移り住みました。

その時、若冲を支援したのが、若冲を支援した一人が薬問屋を営む吉野五運(吉野寛斎と言う説もあり)。
西福寺の有力な檀家である吉野五運が若冲に西福寺の襖絵製作の依頼をしたのではないかと考えられています。

これが、西福寺が伊藤若冲の「仙人掌群鶏図」を所有する理由ではないでしょうか?

伊藤若冲はなぜ人気?

伊藤若冲の凄さは人間技とは思えない超絶技法にあります。
そして、若冲は、絵を独学で学び、オリジナル技法も開発ししています。

若冲が開発した技法のひとつが、「升目描き」。
これは9ミリ四方のマス目をキャンバスに書き込み、その1枚1枚をタイルのように色を付ける方法です。これはまさに現在で言うところのドット絵です。
【「樹花鳥獣図屏風」左隻】静岡県立美術館所蔵
「樹花鳥獣図屏風」左隻
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伊藤若冲はなぜ人気?どんな人?

伊藤若冲の絵が見られる展覧会・美術館

伊藤若冲の絵が見られる展覧会やを伊藤若冲を所蔵する美術館等をご紹介いたします。

西福寺

西福寺では年1回(11月3日)に所蔵する伊藤若冲の絵が一般公開されます。
※11月3日は年1回の虫干し日にあたり、雨の日は一般公開は中止

入場料

無料

アクセス

●住所:大阪府豊中市小曽根1-6-38
●駐車場:なし(普段はありますが、伊藤若冲展の時は入場口となる為、使用できません。)
●最寄駅:阪急宝塚線服部天神駅から徒歩15分/地下鉄御堂筋線江坂駅より徒歩20分

公開日時

◇公開日:毎年11月3日
◇公開時間:午前10時から午後5時まで
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伊藤若冲の襖絵を11月3日に西福寺[大阪府豊中市]で見た口コミ

皇居三の丸尚蔵館

2023年11月3日、皇居三の丸尚蔵館が展示空間などを大幅に拡大し、新たな名称(旧称・三の丸尚蔵館)のミュージアムとして皇居東御苑内にオープン。
開館記念展「皇室のみやびー受け継ぐ美ー」が11月3日から来年6月23日まで開催されます。
開館記念展では、伊藤若冲《動植綵絵》(1期、4期)を含む作品が展示されます。

入場料

一般1000円
皇居三の丸尚蔵館でのチケット販売はございません。
オンライン日時指定予約制⇒皇居三の丸尚蔵館

アクセス

●住所:東京都千代田区千代田1?1 皇居東御苑
●最寄駅:
◇公共交通:東京メトロ大手町駅・都営地下鉄大手町駅C13a出口→徒歩5分で大手門
◇車:首都高速北の丸出口からすぐ
●駐車場:宮内庁三の丸尚蔵館 周辺の駐車場をご利用下さい。

公開日時

◇公開日:2023年11月3日(金・祝)~2024年6月23日(日)
◇公開時間:午前9時30分~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
ただし、11月7日(火)は午後4時に閉館
◇休館日:毎週月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、
年末年始および展示替期間等
※参照:【オープン】皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやびー受け継ぐ美ー」来年6月23日まで 伊藤若冲の《動植綵絵》など国宝6件を展示【美術館ナビ】

相国寺承天閣美術館

企画展「若冲と応挙」が、京都の相国寺承天閣美術館にて、2期にわたって開催される。I期は2023年9月10日(日)から11月12日(日)まで、II期は2023年11月19日(日)から2024年1月28日(日)まで。
伊藤若冲は44歳の若さにして、相国寺の塔頭寺院のひとつ、鹿苑寺の書院の障壁画全50面の制作に携わった。本展のII期では、若冲の水墨画の大作である重要文化財《鹿苑寺大書院障壁画》全50面を一挙公開する。

入場料

一般 800円、大学生・65歳以上 600円、中学・高校生 300円、小学生 200円

アクセス

●住所:京都府京都市上京区今出川通烏丸東入
●最寄駅:地下鉄烏丸線『今出川駅』下車 徒歩7分
●駐車場:なし

公開日時

◇公開日:I期 2023年9月10日(日)〜11月12日(日) / II期 2023年11月19日(日)〜2024年1月28日(日)
◇公開時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
※参照:企画展「若冲と応挙」相国寺承天閣美術館で – 伊藤若冲《釈迦三尊像》など公開

山種美術館

特別展「癒やしの日本美術―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」が2023年12月2日(土)まで2024年2月4日(日)開催。
伊藤若冲《布袋図》、《蜻蛉と鶏図》や、長沢芦雪《菊花子犬図》(いずれも個人蔵)をはじめ、肩の力が抜けたゆるくてかわいい作品が展示されます。

入場料

一般1400円(1200円)、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)

アクセス

●住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
●最寄駅:JR恵比寿駅西口・東京メトロ日比谷線恵比寿駅 2番出口より徒歩約10分
●駐車場:なし。

公開日時

◇公開日:2023年12月2日(土)~2024年2月4日(日)
◇公開時間:午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
◇休館日:月曜日[1/8(月・祝)は開館、1/9(火)は休館、12/29(金)~1/2(火)は年末年始休館]
※参照:特別展「癒やしの日本美術―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」【山種美術館】

ジェイアール名古屋タカシマヤ(10階特設会場)

高島屋では、開館25周年記念展「京都 細見美術館の名品-琳派、若冲、ときめきの日本美術-」を開催。
※大阪会場、日本橋会場については終了しました。

入場料

前売券:一般1,000円/大学・高校生800円
当日券:一般1,200円/大学・高校生1,000円 中学生以下無料

アクセス

●住所:
●最寄駅:東海道新幹線→「名古屋」下車/JR東海道線、中央線、関西線→「名古屋」下車1分
名鉄→「名鉄名古屋」下車/近鉄→「近鉄名古屋」下車
●駐車場:あり

公開日時

◇公開日:2023年12月23日(土)→2024年1月7日(
◇公開時間:午前10時〜午後7時30分(午後8時閉場) ※ 最終日1月7日()は午後4時30分まで(午後5時閉場)
◇休館日:
※参照:開館25周年記念展「京都 細見美術館の名品-琳派、若冲、ときめきの日本美術-」【ジェイアール名古屋タカシマヤ】

静岡県立美術館

静岡県立美術館では伊藤若冲の以下の作品を所蔵しています。
【「樹花鳥獣図屏風」右隻】
伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」
※参照:若冲≪樹花鳥獣図屏風≫【静岡県立美術館】
【「双鶏図」(伝 伊藤若冲)】
著作権などの都合によりこの作品は画像がありません。

入場料

アクセス

●住所:静岡市駿河区谷田53-2
●最寄駅:JR東海道線「草薙」駅県大・美術館口から、徒歩約25分またはバス約6分/静岡鉄道「県立美術館前」駅南口から、徒歩15分またはバス約3分
●駐車場:あり

公開日時

◇公開日:未定
◇会館時間:通常10:00~17:30(展示室への入室は17:00まで)
◇休館日:毎週月曜日
ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館
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