新型コロナウイルスワクチン接種の3回目の接種は当初、2回目の8カ月後という話だった。
その後、6ヶ月に短縮という話も出ていたが、先日届いた「接種券」には7カ月後、8ヵ月後の案内チラシが混在している。
実際のところ、3回目の新型コロナウイルスワクチン接種は2回目の接種からどの期間あければ打つことができるのだろうか?
そして、この間隔の長さで効果はどのように変わるのであろうか?
調べてみた。
※本記事では主に64歳以下のコロナワクチンの追加接種(3回目接種)についての情報です。

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市から届いた新型コロナワクチン接種の案内

市から届いた新型コロナウイルスワクチン接種関連の案内封筒には以下の書類が同封されていた。

①接種券(保健所名)
②新型コロナワクチン追加接種(3回目)のお知らせ(市名)
③新型コロナワクチン接種の予診票
④新型コロナワクチン接種取扱医療機関一覧表
⑤【前倒し対応】64歳以下の人向け追加接種(3回目)早見表/【前倒し対応】65歳以上の人向け追加接種(3回目)早見表

ワクチン接種

①接種券(保健所名)

「あなたは4月2日以降に新型コロナウイルスワクチンを受けられます。
費用負担はありません。
接種を受ける時は、この用紙と予診票を忘れずにお持ち下さい。」

用紙の下部には私が受けた新型コロナウイルスワクチンの1回目と2回目の接種日、メーカー(ファイザー)等が記載されている。

私が2回目の接種を受けたのが2021年8月2日。
3回目が「4月2日以降」ということは、2回目から8カ月後になる。

②新型コロナワクチン追加接種(3回目)のお知らせ(市名)

「追加接種(3回目)の対象は、2回目の接種を終了した日から、原則8ヵ月以上経過した、18歳以上の方です。」

①接種券と②「新型コロナワクチン追加接種(3回目)のお知らせ」は、いずれも2回目の接種を終了した日から8ヵ月目を3回目としている。

③新型コロナワクチン接種の予診票

住所、名前などを書く欄と質問に対する回答をチェックで行う。
疑問なのは、いつ書くのかということ。
日付欄があるが、「医師の審査う・説明を受け・・・」とあるので、これは3回目接種の日なのは確かだが、質問に対する回答はいつ書けばよいのだろうか?

④新型コロナワクチン接種取扱医療機関一覧表

市内の医療機関が記載されている。
3回目の新型コロナワクチン接種が受けられる市内の医療機関の一覧表である。
但し、予約方法に「直接電話」があるが、電話番号の記載はない。

【前倒し対応】64歳以下の人向け追加接種(3回目)早見表/【前倒し対応】65歳以上の人向け追加接種(3回目)早見表

ここで、混乱する記述があった。
私の場合、2回目の接種が令和3年8月2日だったので、8ヵ月後は「令和44月2日」のはずが、早見表には「令和4年3月2日」となっている。

よくよく見ると、「令和4年3月1日以降は、接種間隔が7カ月に前倒しになります。」という記述が・・・。

さらに、「国の方針変更等で、接種可能日が前倒しになることがあります。ホームページ等でお知らせします。」との記載もあった。

そこで、厚生労働省のHPを調べてみた。

「予防接種法に基づく追加接種の間隔は、対象となる方の優先度やワクチン
の供給力等に応じて、できる限り短縮しています。2022年1月から、医療従事者等や高齢者施設等の入所者等の接種間隔は6ヶ月となります。また、同年2月からその他の高齢者の接種間隔が7ヶ月となります。さらに、同年3月から、その他の高齢者の接種間隔が1ヶ月短縮されて6ヶ月となるとともに、64歳以下の方の接種間隔が7ヶ月となります。なお、お住まいの自治体によっては、こうしたスケジュールが前倒しになる場合がありますので、自治体からのお知らせに留意してください。」

※出典:追加(3回目)接種は、2回目の接種からどのくらい間隔をあけたら接種できますか。【厚生労働省】

3回目接種は2回目接種の6ヶ月後?

上記の厚生労働省のHPの記述で新型コロナワクチン接種の3回目接種の2回目からの間隔が分かったように思えた。

しかし、2月20日付の読売新聞には、型コロナワクチンの3回目の接種について以下の記載があった。

「新型コロナワクチンの3回目接種は、種類よりもスピード。
予約に空きがあれば、2回目接種日の6ヶ月後から接種可能です。
できるだけお早めに接種をお願いします。」

何と、「2回目接種日の6ヶ月後から摂取可能」とある。

一体、64歳以下の場合、3回目接種は2回目接種日から7カ月なのか6ヶ月なのか、どちらのだろうか?
厚生労働省のHPには、以下の記述が追加されていた。

追加接種の予約枠に空きがあれば、一般の方も順次前倒しで3回目のワクチン接種を受けられるようになりました。対象は、以下のすべてを満たす方全員です。
2回目接種を完了した日から、6か月以上が経過した方
18歳以上の方
日本国内での初回接種又は初回接種に相当する接種(※2)が完了している方

※出典:追加接種(3回目接種)についてのお知らせ【厚生労働省】

但し、前述の記述もあり、どう解釈してよいのか分かりにくい。
その後、市の会報が届いたのだが、そこに以下の記載があった。

追加接種(3回目接種)
接種券に記載している日付は8カ月後ですが、6ヶ月後から接種出来ますのでご注意下さい。
18歳以上を対象に初回接種(1・2回目接種)の完了から6ヶ月以上経過で接種できるようになりました。
※接種券にあなたなお接種開始日として2回目接種から8ヵ月後の日付を記載していますが、この日付に関わらず、2月15日(火)から、6ヶ月以上経過すれば追加接種できます。」

結論的に、「18歳以上を対象に初回接種(1・2回目接種)の完了から6ヶ月以上経過で接種できる」ということだ。

結局は、政府の態度が二転三転していることが事の原因だ。
「3回目接種は2回目接種の8カ月後」と決定し、地方自治体は接種券の作成⇒発送を行ったが、その後、政府は年齢や属性で6ヶ月、7カ月後と接種時期を変更。
さらに、最新情報では6ヶ月後に統一。

毎回、現場が対応に追われ混乱する。
それ以上に我々に最新情報が伝わりにくい。
結果、政府が目標とする3回目接種数に至らない。
至極、当然だろう。

ややこしいのは、政府が接種時期等を地方自治体に丸投げしていることにある。
その為、我々は政府の発表があっても、居住地の地方自治体の発表を待つまで、実際はどうなっているかが分からない、という問題が発生する。

そこで、政府?は地方自治体に追加接種(3回目接種)の問合せに対応するコールセンターを設置しているようだ。

問合せをする方は多いことが想像できる。

次に問題なのは、3回目の接種は、当初は「2回目の接種から8ヵ月の間隔を空ける」が、何故「6ヶ月」になったのかという点。
その根拠は何なのだろうか?

新型コロナワクチン接種3回目の効果

何故、3回目の接種が必要か?

「日本で接種が進められているワクチンは、デルタ株等に対して、発症予防効果等がある一方、感染予防効果や、高齢者においては重症化予防効果についても、時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが示唆されています 。一方、追加接種により、低下した感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があることが、臨床試験や様々な疫学研究等で報告されています。」

※出典:追加(3回目)接種には、どのような効果がありますか。【厚生労働省】

3回目接種のオミクロン株に対する効果

「オミクロン株に対する初回(1回目・2回目)接種による発症予防効果は、デルタ株と比較して低下するものの、追加接種により回復することが示唆されています。入院予防効果も、デルタ株と比較すると一定程度の低下はありますが、発症予防効果と比較すると保たれており、追加接種で回復することが報告されています。」

※出典:オミクロン株にも追加(3回目)接種の効果はありますか。【厚生労働省】

さて、「3回目の接種時期は2回目の接種から8ヵ月空ける」とあったのが、何故、最短「6ヶ月」までに前倒しされるようになったのだろうか?
8ヵ月空けるのも6ヶ月空けるのも効果は同じなのだろうか?

2回目と3回目の接種間隔の偏移

「対象者やタイミングによって異なります。お住まいの自治体等のお知らせを確認してください。」とに続き、「予防接種法に基づく追加接種の間隔は、対象となる方の優先度やワクチンの供給力等に応じて、できる限り短縮しています。」とある。

そして、接種間隔の短縮の偏移は以下。

・2022年1月から、医療従事者等や高齢者施設等の入所者等の接種間隔は6ヶ月
・同年2月からその他の高齢者の接種間隔が7ヶ月
・同年3月から、その他の高齢者の接種間隔が1ヶ月短縮されて6ヶ月となるとともに、64歳以下の方の接種間隔が7ヶ月

※出典:追加(3回目)接種は、2回目の接種からどのくらい間隔をあけたら接種できますか。【厚生労働省】

接種間隔の短縮はオミクロン株の感染拡大が大きな要因であることは間違いない。

次に疑問なのは、2回目と3回目の接種間隔が8ヵ月、7カ月、6ヶ月で違いはないのかということだ。
そもそも、当初は8ヵ月といわれていたのだろうか?

2回目と3回目の接種間隔”8ヵ月”の根拠

「厚労省は『外国の例などを踏まえた』と説明した。米国、英国、ドイツ、フランス、カナダが2回目接種から8カ月後に、3回目接種を行っているとの資料を分科会で示した。」

但し、東京新聞の記事では、『「8カ月」を推奨する根拠に乏しい。』とする。
※出典:<新型コロナ>3回目ワクチン接種「8カ月空けて」の根拠は? 感染再拡大中の欧米と同じでいいの?【東京新聞】

上記は2021年11月24日付けの記事だが、政府がその後、「2022年1月から、医療従事者等や高齢者施設等の入所者等の接種間隔は6ヶ月」に、同年3月からは「64歳以下の方の接種間隔が7ヶ月」に変更を行った。

2回目と3回目の接種間隔”7ヵ月”の根拠

前述の記事では、「分科会で示された海外研究では、ファイザー製ワクチンの2回目接種後、感染予防効果が半減するのは5カ月後だった。さらに、2回目から7カ月後、重症化・死亡への予防効果が約4割落ちるとの別の海外研究も紹介。」とあり、「7カ月」という数字はこの辺から出ているのかもしれない。

2回目と3回目の接種間隔”6ヵ月”の根拠

では、6ヶ月はどうなのか?
これは「ファイザーのワクチンの感染予防効果が、2回目の接種から半年後までに半減したという海外のデータがあること」が大きいように思う。

では、何故、2回目と3回目の接種間隔を一律”6ヵ月”にしないのか?
これにはワクチンの供給量の問題と自治体の準備期間(受入れ態勢)の問題がからんでいるようだ。
※自治体によって接種間隔は異なる。
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