現在、母親は耳鼻科の補聴器外来で紹介された補聴器販売会社の補聴器を借りて付けている。
しかし、情報は多い方が良い。
と言うわけで、眼鏡市場に電話を掛け、日時を予約し、行ってきたのだが・・。
眼鏡市場「補聴器 体験型フェア」口コミ情報です。
眼鏡市場で補聴器って?
最近、メガネのチェーン店で「補聴器」ののぼり等を見る機会が増えてきた。
やはり、老眼で訪れた中高年に「補聴器」を勧めるという戦略であろうか?
眼鏡市場は古くから「補聴器」を扱っているそうだ。
しかし、「補聴器」は医療機器のはず。
メガネ店で扱えるのか?
いずれにしても、補聴器専門店より行きやすいことは確か。
ただ、知識と経験は大丈夫なのだろうか?
先日、行った耳鼻科の先生は、「補聴器ののぼりを出している商売目的の店はダメ」的なことを言っていたが…。
電話で確認すると、世界有名メーカーの補聴器を聞き比べできる、体験しても買わないといけないということはない、と言う話だったので物は試しと言ってみることにした。
「補聴器 体験型フェア」って何をするの?
補聴器の体験コーナーは眼鏡市場の一角。
最初に飲み物を出してくれた。
何種類かの飲物があり、ボタンを押して紙コップに入れるというもの。
中々、サービスが良い。
まず、名前や住所等を用紙に記入。
そして、聴力検査。
小さな個室?に案内される。
健康診断の聴力テストの部屋?のようなもの。
時間は10分程度。
行なった聴力検査は2種類。
①聴力レベル検査
どの程度の音が聞こえるか?ということのよう。
母親の場合、左右とも60dB。
中程度の聞こえだ。
これは耳鼻科と同じ。
ただ、耳鼻科では正確な数字は教えてくれなかった。
左右の耳とも同じ聴力。
しかし、母親の場合、右耳が聴こえにくいという。
どういうことだろうか?
それは、次の検査で判明した。
②語音明瞭度(ごおんめいりょうど)測定
これは「か」という音を流し、何と聞こえたかを書くもの。
聞き取り能力が衰えると、これが「あ」と聞こえる。
母親の聞き取り能力は、左耳は65%、右耳は45%という結果だった。
即ち、右耳の聴こえにくさは聞き取り能力の低さにあったのだ。
この結果を踏まえ、補聴器の体験に進む。
ところが…。
片耳補聴器が50万円って?
補聴器は形状によって、耳かけ式か耳穴式かに分かれる。
耳穴式は個人個人の耳穴の形に合わせたオーダーメイドになる。
ただ、今の主流は耳かけ式。
耳かけ式も昔と違って目立たなく性能が良いものが出ている。
眼鏡市場のスタッフは両耳に補聴器を付けることを勧める。
最初、装着したものの、母親は現在、片耳の補聴器でよく聞こえるようになっている、両耳に装着するのは面倒、両耳だと閉塞感がある、両耳だとお金がかかる、等の理由で片耳を希望。
ところが、スタッフは良く聞こえない右耳に補聴器を装着。
えっ?補聴器って、聞きやすい方にするのでは?
⇒補聴器は聞こえやすい耳に付ける~補聴器の選び方
心でそう思ったが、補聴器の経験なし、ということで話を聞きに行ったので、疑問を口に出せない。
母親は当惑している。
何とか理由をつけて、左耳に装着してもらう。
以前、耳鼻科の補聴器外来では聴こえの良くない右耳につけるより、聴こえのよい右耳に付けた方が、聞きやすいと言った母親だったが、今回はどちらも同じよう。
補聴器による性能の差なのか?
音量レベルの差なのか?
補聴器を付けた瞬間、雑音?が聴こえてくるようだ。
これを下げてもらうと聞こえなくなるよう。
しかし、ここでとんでもないことが分かる。
試したのは落語家の三遊亭円楽さんが宣伝しているワイデックスの補聴器。
グレードは色々あるが、最初に装着したのは、何と、片耳で50万円のしろもの。
ます購入する人はいないというが、どんだけ高い補聴器を売りたいのか、魂胆が見え見えだ。
現在、借りているのは同じくワインデックスの片耳26万円のもの。
スタッフが提示した補聴器の一覧表にはゴールドとある。
その下がシルバーで片耳15万円程。
そこで、ゴールドとシルバーも試させてもらった。
このレベルがそれ以下と違うのは、茶碗が鳴る音や手をパンパンと叩いた時の不快さがあるかないか。
色々試すと訳が分からなくなってくる。
何よりも、片耳補聴器は聞き取りにくい方につけるのか、聞き取り易い方につけるのかという問題。
どう、考えれば良いのだろうか?
片耳補聴器は聞き取りにくい方につけるのか、聞き取り易い方につけるのか?
以下のサイトに次のように載っていた。(記事より抜粋)
「片耳補聴器は聞き取りにくい方につける」は、間違い
補聴器は効果がある耳に装用するのが鉄則。
補聴器を装用する方は、ほとんどが感音性難聴と呼ばれる難聴であり、音そのものが聞こえにくくなる事にプラスして、音そのものが捉えにくくなる傾向があります。
聴力によっては、聞こえの良い耳に装用し、マイナスを平均に持ってくるのではなく、平均をさらに大きくするような処置を取ります。
語音明瞭度測定で最良値が60%以上であれば、補聴器を装用して効果が見込みやすいと判断できます。
語音明瞭度は、補聴器で補う事もできなければ、改善させる方法もありません。補聴器は、語音明瞭度によって大きく左右されます。
母親の場合、右耳が聞き取りにくい、右耳の測定値は45%、方や左耳は65%。
これからも聞き取り易い左耳に補聴器をするのが正解のようだ。
眼鏡市場のスタッフは「専門的には聞き取り易い耳にする方が良い」と言うのだが、「何だよ、今さらそれを言う?」という感じ。
所詮、メガネの販売と兼業なので、補聴器に関する知識も経験も浅いのか?眼鏡市場のスタッフに不信感が生まれる。
第一、売ろう売ろうと焦り過ぎの感がある。
ただ、眼鏡市場の補聴器はメリットもある。
眼鏡市場で補聴器を買うメリット
まず、補聴器外来で紹介された補聴器販売店より補聴器の価格が安い。
勿論、同じものではなく、グレードが下の物だが、十分聞こえる。
眼鏡市場で貸出が可能なのは、さらにグレードが低い補聴器。
やはり、静かな店舗と普段の生活環境は違うので、しばらく付けてみない事には正確なことは分からないが。
次にキャンペーン。
6月19日までと期限があるのだが、優待特典がある。
①補聴器用電池1年分相当プレゼント
※6個入り10パック
②安心保証特典~保証期間を1年延長!!
※対象メーカー補聴器購入に限る。
さて、どうしたものか?
来週、今、借りている補聴器を返すので、その時、決着を付けなけばならい。
尚、補聴器の寿命は平均5年とか。
勿論、1日中使っているのと、たまに使うのとでは違うだろう。
いずれは買い替えが必要ということも考えに入れる必要がある。