母親が入居する老人ホームを捜しているのだが、条件が「要支援1・2」以上の施設が多い。
中には要介護1~5が条件の施設もある。
現在、介護認定は受けていないが、状態は「要支援1」以上に該当する可能性があるので介護認定を申請してみた。
要介護認定を受ける時の申請先・申請方法(必要書類など)・流れをご紹介致します。

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要支援とは?

介護保険で介護サービスを利用するには要介護認定を受ける必要がある。

老人ホーム要介護
要介護認定は介護度によって以下に分かれる。

・要支援1~2
・要介護1~5

要支援と要介護の違い

要支援と要介護の決定的な違いは、以下になる。
・要支援:食事・排泄などが自分で出来る
・要介護:排泄・入浴などに一部見守りや手助けが必要。

要支援とはどんな状態?

食事・排泄などが自分で出来るのが、要支援の状態だ。

要支援1と2の違い

要支援1日常生活の基本的なことはほぼ自分でできるが、一部に見守りや手助けが必要な状態。
要支援2食事・排泄などは自分で出来るが、入浴などに見守りや手助けが必要な状態。

要支援で受けられるサービス

要支援で受けられるサービスについては別記事をご参照ください。

要支援を受けるには?

65歳の誕生月に市区町村より介護保険被保険者証が交付されるが、介護保険サービスを利用するには要介護認定を受ける為の手続きが必要だ。
実際に介護サービスの利用開始までの流れは以下になる。

要介護認定の申請

市区町村の要介護認定部署に申請を行う。

認定調査

市区町村などの介護認定調査員が自宅や施設、病院を訪問して、身体や生活機能、認知機能を聞き取り調査する。
また、「主治医意見書」の内容も加味する。

審査判定~認定

要介護認定の判定は、全国一律の判断方式で行う一次判定と、その結果に基づき「介護認定審査会」で行う二次判定がある。
審査は申請から30日以内に判定されるのが一般的。

ケアプランの作成

介護サービスを利用するには「ケアプラン(介護・介護予防サービス計画書)」が必要。
要介護度によって問い合わせ先が異なる。

●要支援1・要支援2:地域包括支援センター
●要介護1~要介護5:居宅介護支援事業所

ケアプランは上記拠点のケアマネジャーが作成する。
ケアマネジャーの経歴は様々で、得意分野が異なるので、人柄の相性と併せて確認する。

介護サービスの利用開始

訪問、通い、宿泊、複数サービスの組み合せ、施設入居など、様々な介護サービスを利用できる。
自己負担額は世帯収入によって1~3割負担に分かれる。

要介護認定の申請を行ってみた

「○○市 要介護認定」で検索すると、市の要介護認定の申請と言うページがヒット。

申請先

母親の場合、市の福祉部 長寿安心課 介護認定係であった。

必要書類

①要介護・要支援認定申請書
②介護保険被保険者証
③健康保険被保険者証の写し
※40歳から64歳までの人のみ

市のHPの記載で分からない事があったので電話で問合せを行った。

要介護・要支援認定申請書

要介護・要支援認定申請書は市のHPからダウンロードした。
母親の要介護・要支援認定であるが、私(子)が代筆しても構わない。

介護保険被保険者証

介護保険被保険者証は分からないと伝えたら、なくても大丈夫と言われた。
念の為、後期高齢者被保険者証を持参したが、必要なかった。

要介護・要支援認定申請書の情報から介護保険資格者証(介護保険暫定被保険者証)を印刷してくれた。

主治医意見書問診票

要介護・要支援認定には、介護にかかる状態について主治医意見書の記入を医師に依頼するが、その場合、主治医意見書問診票を参照する医師が多いと言われ、問診票を渡された。
医師に主治医意見書問診票が必要かどうか電話で予め確認すると良いと言われた。
医師に電話をしたがスタッフは要領を得なかった。

尚、市から医師への主治医意見書記入の依頼は2~3日で届くそうだ。

認定調査の日にち

要介護・要支援認定申請書を提出してから5日後に認定調査の担当から訪問日の打合せの電話が掛かってきた。
時間は午前か午後。
午後は13時半のみ。
午後を希望すると最短で10日後であった。
その日でお願いする。
※その後の経緯については後日記事にアップの予定です。⇒要介護認定調査とは?実際に受けてみた

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