車に10年以上乗ると車検・税金・維持費はどうなる？

現在、乗っている車は今年が10年目。来年は11年目の車検だ。
走行距離は5万キロ未満。
昔は10年目以降は毎年、車検を受ける必要があったが、今はどうなのだろうか？
車に10年以上乗ると車検・税金・維持費は？
併せて、車の寿命、買い替えのベストタイミングについても調べてみました。

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車に10年乗ると車検はどうなる？

車の車検は1回目が3年目、2回目以降は2年ごとです。
では、10年超えると、車検はどうなるのでしょうか？

車検の間隔

以前は、車の車検は登録から10年以上経つ車は1年ごとでした。
しかし、それは1995年の制度改正以前の話で、現在では10年経過した自家用車の車検は2年ごとになっています。

車検の費用

車検の費用は、法定費用と検査費用に大きく分けられます。
この法定費用の内、自動車重量税が、13年目以降車種によって5,000円～20,000円ほど上がります。

車に10年乗ると税金はどうなる？

自動車重量税

前述の通り、車検の費用に含まれる自動車重量税が13年目以降車種によって5,000円～20,000円ほど上がります。

自動車税

毎年春に納める自動車税も13年目以降に上がります。
※参照：【2022最新】13年超えの車の自動車税・重量税の増税額一覧《早見表》

車の寿命

車の寿命は、期間的には一般的な目安は13年です。
しかし、走行距離及びメンテナンスによってこれより短くなることもあるし、逆に長く乗れる場合もあります

走行距離

車の寿命は走行距離的には10～15万キロが目安といわれています。

メンテナンス

定期的なメンテナンスと点検により車の寿命を延ばすことが可能です。
但し、エンジンが故障している場合やメーカーの部品供給が終了している場合、修理が難しくなってくるので乗り続けることは難しい。

車の買い替えタイミングは？

車検前に買い替え？

一般的に新車は、3年目や5年目、7年目、13年目に乗り換えを検討するタイミングです。
これはそれぞれの車検の前という意味です。

車にどれくらい乗る？

自動車検査登録情報協会が発表している平均車齢*（軽自動車を除く）では、令和3年の乗用車で8.842年でした。
*平均車齢とは、わが国でナンバープレートを付けている自動車が初度登録をしてからの経過年の平均であり、人間の平均年齢に相当する。
※参照：平均車齢

10年以上同じ車を保有している世帯は2割程度に留まります。
日本では10年を迎える前に乗り換えることが多く、7年～9年経過したタイミングで乗り換える方が多いようです。

車に何年乗るのが得？

車に何年乗るのが得かについて考えるには、車の維持費用と下取り価格を考慮する必要があります。

車の維持費用

車検・税金

前述の通り、車検の費用に含まれる自動車重量税が13年目以降車種によって5,000円～20,000円ほど上がります。
さらに、毎年春に納める自動車税も13年目以降に上がります。

部品の保証期間

新車保証は別名メーカー保証とも言われ、“一般保証”と“特別保証”の2種類があります。一般保証は、消耗部品などを除きほとんどの部品を保証してくれるもので、保証期間は3年間です。一方特別保証は、エンジンやステアリング、エアバッグなど車の走行や乗員の安全のために重要な部品を保証してくれるもので、保証期間は5年間です。
※参照：中古車でも年式が新しければ新車保証が可能！？【オークネット.JP】

車の維持費用

車の寿命の1つの目安に「10年」「10万キロ」があります。
10年超え、10万㎞以上乗り続けると交換する部品が増え、維持費は高くなります。
※参照：車の寿命や買い替えは10年が目安？長く乗れば乗るほど維持費がかかるって本当？【ORIX u-car】

買取価格の相場

車は余程古いものでない限り、下取りに出すと有料で買取をしてもらうことが可能です。ですが、購入してから年月が経つにつれ、売却価格は年々安くなります。
一般的に10年落ちの車の下取り価格は0円と言われています。