このところ、”税務署からの【未払い税金のお知らせ】”と題したメールが国税局から毎日届く。
内容を見れば国税局を騙った迷惑メールなのは明か。
ネット調べると、全国的に発生しているようだ、フィッシング詐欺サイトに誘導される。
国税局からの【未払い税金のお知らせ】を含む迷惑メール(詐欺メール)の見分け方と対処方法について。

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“税務署からの【未払い税金のお知らせ】”迷惑メールの見分け方

迷惑メールの内容

私に届いた迷惑メール(詐欺メール)の内容は以下だ。

●タイトル

税務署からの【未払い税金のお知らせ】

●発信元

「国税局」となっているが、
メールアドレスは「premium-coupon@otakushoren.com」*。
*メールアドレスは毎回変わる

●本文

e-Taxをご利用いただきありがとうございます。あなたの所得?(または延滞金(法律により計算した客勛 について、これまで自主的に納付されるよう催促してきま したが、まだ納付されておりません。
もし最終期限までに 納付がないときは、税法のきめるところにより、不動産、自動車などの登記登録財産や給料、売掛金などの?権など の差押処分に着手致します。
納?確認番号:****2719
滯納金合計:50000円
納付期限: 2022/8/31
最終期限: 2022/8/31 (支払期日の延長不可)▼支払い確認(リンク)※ 本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。
———————————————————-
発行元:国税庁
Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.
———————————————————-

発信元のメールアドレスは毎回変わるが、内容はほぼ同じ。

税金

迷惑メールの見分け方

今回の”国税局【未払い税金のお知らせ】”に限らず、迷惑メールには特長がある。

●Yahooメール宛
●私の名前がない
●発信元のメールアドレスのドメインが公式サイトと異なる
●リンク先のURLが公式サイトと異なる
●内容に心当たりがない

Yahooメール宛

私の場合、迷惑メール(詐欺メール)はYahooメール宛だ。

私の名前がない

通常、メールには●●様と、名前や会社名が入る。
しかし、迷惑メール(詐欺メール)の場合、自分で登録したことがない限り、これらの名前がない。

発信元のメールアドレスのドメインが公式サイトと異なる

迷惑メール(詐欺メール)かどうかの判断の一番のポイントだ。
迷惑メール(詐欺メール)は、発信元に「国税局」などと表示されていても、発信元のメールアドレスのドメインが公式サイトと異なるのが特徴である。

国税庁のHPのURLは、

https://www.nta.go.jp

例えば、e-Tax(国税電子申告・納税システム)のメールアドレスは、

info@e-tax.nta.go.jp

国税庁のHPのURLの「nta.go.jp」が含まれている。
このドメインは含まれていないメールアドレスは偽物(詐欺)だ。

リンク先のURLが公式サイトと異なる

迷惑メール(詐欺メール)には、詐欺サイト(フィッシングサイト)へのURLが記載されている。
このURLも上記同様、公式サイトのドメイン出ない場合、偽物(詐欺)だ。

内容に心当たりがない

迷惑メール(詐欺メール)の内容は、全く心当たりがないとはいえない微妙な物が多い気がする。
今回の”税務署からの【未払い税金のお知らせ】”に関して、滞納の事実は全くないので、明らかに詐欺と分かるが、内容によっては「ひょっとして」と思う方がいるのではないか。

この類の迷惑メール(詐欺メール)が多いのは、それにひっかかる人が少なからずいるからだ。
色んな観点から迷惑メール(詐欺メール)かどうかを見極めて頂きたいものだ。

ネットで情報を調べる

以上は、私が、メール内容をみて迷惑メール(詐欺メール)かどうかを判断している方法だが、さらにネットでも情報を調べている。

今回の迷惑メール(詐欺メール)について以下の情報があった。
国税局・税務署をかたった不審なメールにご注意ください【国税庁】
国税庁をかたるフィッシング (2022/08/23)【フィッシング協議会】

国税庁サイトには、以下の記述があった。
国税局・税務署では、電子メールで納税に関する催告を行っておりません。
指定されたURLをクリックしないようお願いします。

迷惑メールの対処方法

迷惑メール(詐欺メール)が届いたら、メールのリンクや添付ファイルは開かないのが原則だ。

ただ、毎日のように迷惑メール(詐欺メール)が届くと鬱陶しい。
対処方法を考える

迷惑メール報告

Yahoo!メールには迷惑メール報告がある。
但し、今回のように毎回発信元のメールアドレス(ドメイン)が異なると役に立たない。

私の場合、発信元は以下のメールアドレスになっていた。

・8/31
mail_master@eplus.co.jp
・8/31
premium-coupon@otakushoren.com
・8/30
goi@0101.co.jp
・8/29
zinfo@usj.co.jp
・8/28
iaila-info@hpplus.jp
・8/27
noreply-purchases@youtube.com
・8/27
gontawebnews@point.recruit.co.jp
・8/26
kying@myprotein.com

再度調べてみると、1日に2回届いた日もあった。
それにしても、毎回メールアドレスを変えてくるとは熱心なことだ。

受信拒否

受信拒否設定には、メールアドレスそのものと、メールアドレスに含まれるドメイン(@より右)を設定する方法がある。
しかし、前述のように毎回発信元のメールアドレス(ドメイン)が異なる場合キリがない。

フィルター設定

メールに含まれる文字でフィルターを掛ける方法がある。
但し、設定する文字によって迷惑メール(詐欺メール)以外のメールもはじかれてしまう場合があるので注意が必要だ。

その為に、フィルターに設定する文字候補でメールを検索してみると良い。
今回の国税局”税務署からの【未払い税金のお知らせ】”で設定候補の文字を書き出してみる。

税務署
未払い税金
未払い税金のお知らせ
税務署からの【未払い税金のお知らせ】
e-Tax
所得税
延滞金
差押え処分
国税電子申告・納税システム
支払い確認
国税庁

Yahoo!メールの特徴なのか、どのメールサービスでも同じナノかは不明だが、特定の言葉でメールで検索すると、何故か、本文等に検索した言葉が含まないメールも結果に表示されてしまう。

逆に今回の”税務署からの【未払い税金のお知らせ】”メールに含まれている言葉にも関わらず、当のメールが結果に表示されない場合もある。

最終的に”税務署からの【未払い税金のお知らせ】”でフィルターを設定することにした。
移動先のフォルダーは「ごみ箱」だ。
これで、”税務署からの【未払い税金のお知らせ】”を目にすることはないはず。
しばらく様子を見て、また迷惑メールが届いたら対処したいと思う。

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