日本100名城の金山城[群馬県]へ行ってきました。
実際に登山して分かった金山城登城の所要時間、駐車場、トイレ、登山ルートの難易度、御城印を購入できる場所、スタンプの設置場所などの口コミ情報をご紹介致します。
金山城とは?
歴史
文明元年(1469)に新田一族の岩松家純によって築城され、下剋上によって城主となった由良氏の時代に全盛を迎えます。
上杉謙信や武田勝頼などの有力戦国大名から10数回に及ぶ攻撃を受けますが、金山城は一度も落城することなく、その堅固さを誇りました。
しかし、小田原北条氏の謀略に落ちて支配下となっていた天正18年(1590)、豊臣秀吉の北条氏征伐により金山城は廃城となりました。
◇城主:岩松氏、由良(横瀬)氏、小田原北条氏
◇築城年:1469年
◇城の特徴:標高239mの金山山上に築城。
城は実城・西城・北城・八王子山ノ砦などからなり、東西3.1km、南北3.8kmにも及ぶ。
発掘調査を基に大手虎口や石敷きの城道、石垣や土橋などが復元整備された。
城のほぼすべてが石垣造りであるという、関東でも稀有な山城。
日ノ池、月ノ池という貯水池と祭祀施設を兼ねたと思われる大きな池も山城では珍しい。
アクセス
◇住所:〒373-0027 群馬県太田市金山町40-98ほか
◇営業時間及び休業日:見学のみは自由(ガイダンス施設やスタンプ設置場所は開館時間が決まっています。下記参照)
◇電話番号:0276-25-1067(史跡金山城跡ガイダンス施設)
◇駐車場:有り
◇アクセス:
公式サイト
金山城公式サイト(太田市ホームページ内)
史跡金山城跡ガイダンス施設・太田市金山地域交流センター施設案内(太田市ホームページ内)
金山城の御城印
御城印はどこで買える?
金山城の御城印は『史跡金山城跡ガイダンス施設』で購入できます。
◇施設名:『史跡金山城跡ガイダンス施設』
◇住所:〒373-0027 群馬県太田市金山町40番30号
◇営業時間:午前9時から午後5時まで(入館受付は午後4時30分まで)
◇休業日:月曜日(月曜休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日から1月3日まで)
◇電話番号:0276-25-1067
◇入館料:無料
◇駐車場:有り
◇アクセス:
※参照:『史跡金山城跡ガイダンス施設』(太田市ホームページ内)
御城印の写真と値段
金山城御城印・通常版(300円)1人5枚まで
新田金山城・難攻不落版(300円)1人5枚まで
※説明の紙は各御城印に1枚づつ付いています。
※2024年10月5日より期間限定で新しい御城印『新田金山城築城555年記念御城印・煌めく特別版』が発売されるそうです。残念ながらその少し前にお邪魔したので購入できませんでした。
新田神社御朱印(300円)
金山城のスタンプ
スタンプ設置場所
金山城のスタンプは『史跡金山城跡ガイダンス施設』で押印できます。
※詳細は上記参照ください。
金山城の登山
金山城は山城ですが、登城口まで車で行くことが出来ます。
駐車場からの登山の難易度は軽。
杖・熊鈴・登山靴はあればより良いですがなくても大丈夫です。
近隣では熊の出没はないそうですがスズメバチ、猪等に念のためご注意ください。
所要時間
駐車場から徒歩約60分
駐車場
30台くらい停められます。
トイレ
有り(駐車場と南曲輪にございます。)
登城ルート
カッコいいガイダンス施設
いつもの通り先に御城印を貰うべく取り扱いのある施設に伺いました。
外壁のデザインが雨の中でも際立っていてとても印象的。
後から調べてみたらこの建物は、あの国立競技場も設計した隈研吾さんの事務所が手掛けられたとのこと。
金山城の石垣をイメージされたそうです。なるほど。受付で御城印を購入しました。スタンプは南曲輪の休憩所にあるそうです。模型などが飾られています。館内も拝見しました。
この近辺でスズメバチが発生するのですね。
山なので多少の動物や昆虫はしかたありません。
過度に警戒する必要はないようですが、とりあえず出会わないことを祈ろうと思います。
長細く広い縄張りの城
受付の人から登城口の駐車場の位置を聞いて一旦車で移動しました。
雨も小雨になってきたので出来るだけ本丸(実城)付近まで行こうと思います。途中ガイドさんらしき人に出会って『今日は足元が悪いから上の道でなくまっすぐ下の道の方が良いですよ』と教えていただきました。
上の方の道はパンフレットに載っているような見どころの遺跡が数カ所あるのですが雨なので無理しないことにしました。
駐車場口からスタンプのある休憩所まで15~20分位だそうです。
そして『実城(みじょう)のある手前に大きな階段があるのですがそこは滑りやすいので、横のスロープを利用してください。行きだけでなく帰りも使ってくださいね。』とも教えてくださいました。
『以前案内したお客さんで帰りにスロープを使わず階段で油断してこけてしまい十数針縫った人がいた』と聞いてびっくり!
他人事じゃありませんので気を付けたいと思います。
ガイドさんにお礼を言いつつ出発。
晴れた日なら眺望もよく気持ちのよいハイキングになるかと思います。
縄張りは広く大きなお城ですが駐車場からはそれほどアップダウンはありません。
道も手入れされていて歩きやすいです。
しばらく歩いていくと石垣が見えてきました。
やっと金山城らしいところが見られて期待が膨らみます。
もう少し行くと石垣群が見えてきました。ワクワクして早歩きになります!手前の月ノ池に来ました。可愛い池です。きちんと石垣が組まれています。
鯉が泳いでいました。ここです!よくパンフレットに出てくる大手虎口!周りは苔むした石垣と建物たち。復元整備にご尽力してくださった方々に感謝です。段々に連なった石垣には当時どのような建物や門があったのでしょうね~素晴らしいです。実城へ向かうための通路を厳重に守っていた一大防御拠点。
高く積まれた石垣は敵を威圧し城の威厳を示します。この溝が施された石垣がとてもリアルで当時の生活などに想像を飛ばします。
井戸もありました。金山城の石垣群をたっぷり楽しめました。日ノ池です。月ノ池に比べてかなり大きいです。水量が一定で変わらないというのが凄いですね。
休憩所で100名城スタンプ
ココが南曲輪の休憩所です。中にあるスタンプを早速押しました。箱に結構な数の忘れ物が・・取りに来る人いるんでしょうか。来てほしいですね。。外には立体的な等高線図のような模型。
おトイレと石碑です。
新田神社・本丸へ
さて、更に奥の実城の方へ進みます。電柱にイノシシ注意の張り紙。自然が豊かな証拠ですね。金山の大ケヤキ、推定樹齢800年ってすごすぎ。ココですね!ガイドさんの仰っていたスロープ。
実は結構雨が降っていたせいでこのスロープも滑りやすかったです。
石段の方は歩いていないのでわかりませんが、もっと滑りやすかったのでしょうね。
もちろん帰りもこの道を歩きましたので安全に通ることが出来ましたw
新田神社です。ここが本丸。
お参りして箱の中に置いてあった御朱印を購入しました。
お支払いは御朱印の外袋に一緒についていた小袋に300円を入れて賽銭箱へ投入するシステムでした。変わった形の狛犬。『吽』の方だと思うのですがもう一つの『阿』の方はどんな形だったかもっとよく見ればよかったです。
見どころの多かった金山城。
ガイドさんは謙遜されていましたが金山城とてもよかったです。
もっと皆さんに知ってほしいですね。
これからも頑張ってください。
この後来た道を駐車場方面に帰ったのですがまた雨が結構降り出してきたので駐車場より西側の西城・見附出丸には行きませんでした。
金山城周辺ランチ・近隣の城郭等
ランチ・売店
この近辺で食事はしませんでした。ガイダンス施設にも食事が出来るところは見当たりませんでしたし、売店もありません。自販機は駐車場にあったようですが、飲食物は必要な方は事前にご用意されていた方がいいと思います。