日本100名城の篠山城[兵庫県]へ行ってきました。
実際に登城して分かった篠山城登城の所要時間、駐車場、トイレ、見学ルート、御城印を貰える場所、スタンプの設置場所などの口コミ情報をご紹介致します。
篠山城とは?
歴史
関ヶ原の合戦後、豊臣氏の居城である大坂城の包囲と、豊臣家ゆかりの西日本の諸大名を抑えるために西日本に築いた城。
築城工事は西日本の15か国20諸侯の大名に夫役を命じ天下普請で行った。
縄張奉行の藤堂高虎、普請奉行の池田輝政らが指揮を執り、突貫工事で1年足らずで完成。
ただし、家康の命により天守は築かれず。
初代城主として家康の実子といわれる松平康重が八上城から移り、松平三家8代、青山6代といずれも徳川譜代大名に引き継がれ幕藩体制のもと、篠山藩5万石の役割を果たす。
明治以降は大書院以外の建物は取り壊されたが石垣、馬出などの遺構が残る。
大書院は昭和19年(1944)1月6日、火災により焼失後、市民の寄付等によって平成12年(2000)4月に再建。
◇城主:築城者:徳川家康、主要城主:松平氏、青山氏
◇築城年:慶長14年(1609)
◇城の特徴:平山城、大書院復元、三カ所の角馬出
アクセス
◇住所:〒669-2332 兵庫県丹波篠山市北新町2-3
◇営業時間:9:00~17:00(受付終了は16:30)
◇休業日:毎週月曜日 年末年始(12月25日~翌年1月1日)
※祝祭日は開館、翌日休館
◇入場料:篠山城大書院入館料 大人:400円 / 高校・大学生:200円 / 小・中学生:100円
歴史4館共通入館券 大人:600円 / 高校・大学生:300円 / 小・中学生:150円
※詳しくは公式ページにて
◇電話番号:079-552-4500
◇駐車場:有料駐車場あり
◇アクセス:(車のルート/最寄駅からのルート)
公式サイト
篠山城の御城印
御城印はどこで貰える?
篠山城の御城印は大書院受付で購入できます。
◇施設名:篠山城大書院受付
◇住所:上記に同じ
御城印の写真と値段
篠山城御城印【通常版】300円
篠山城御城印【プレミアム版】500円
八上城御城印 300円
※他にも『戦国山城』シリーズとして「籾井城」「八百里城」「金山城」「般若寺城」の四つの山城の御城印が、令和3年4月7日より篠山城大書院にて販売されています。
篠山市城のスタンプ
スタンプ設置場所
篠山城のスタンプは篠山城大書院受付手前にスタンプ台が設置されています。
◇施設名:篠山城大書院受付
◇住所:上記に同じ
篠山城の登城
篠山城は平山城の為登山はありません。
所要時間
三の丸に有料駐車場があるため徒歩スグです。
駐車場
広いので多数駐車可能。三の丸駐車場の他にも周辺に数カ所駐車場があり便利です。
詳しくは丹波篠山市公式観光サイト『ぐるり!丹波篠山』にて。
トイレ
三の丸駐車場そばや大書院入口手前にあります。※大書院建物内や二の丸、本丸にはありません。
登城ルート
外堀から内堀へ
東の角馬出の方面から入城したのですが目が外堀の方ばかりに向いてしまい、せっかくの馬出を観察するのを忘れてしまいました。
帰宅後衛星写真で見たらしっかり四角になっていたのですが案内板などは見当たらなかったです。
残念。
少し驚いたのは外堀の水面が近く感じたこと。
大雨が降ったら溢れたりはしないのでしょうか?
どこかの川とつながっているのかなど余計な心配をしながら入城します。
現在の三の丸敷地内に小学校や幼稚園が建っていますのでその前を通り過ぎると大書院の屋根が見えてきます。
篠山城の石碑に誘われて横の看板を見ると映画『レジェンド&バタフライ』の撮影が行われたとの掲示を発見。
いくつかロケ地があったと思いますがそのうちの一つですね~名誉なことです。
内堀の水面は低いですね、犬走りもきれいに整備されています。
ここの犬走りは広く感じますね。
石垣
大書院は2000年に再建されているようですが、石垣などの遺構は当時の物が良く残っています。
まずは入場料をお支払いして大書院の中へ。
御城印を購入してスタンプもここで押します。
館内はバリアフリーで車いすも対応可能とのこと。車いす用のトイレもあるようです。まずは受付の方にご相談ください。
兜などの展示
先に資料館の方で展示物を拝見してビデオを見ました。この日は日本語版の不具合だったとかで音声は日本語で字幕が英語のビデオでした。
その後大書院を廻ります。鳥が入ってきてしまうので館内は通風のための一部を除いてほぼ締切の状態です。少し薄暗く感じましたが、金の襖絵などの保存を考えたらこの方がよさそうですね。この大書院は二条城の二の丸御殿の遠侍と似ているそうです。
順路に沿って一周歩きます。
中はスリッパを脱いで畳に上がれたり、一部写真撮影が可能な場所もあります。手作り兜などの展示もありました。
ここで結婚式も可能なようですねw
二の丸
館内の見学が済んで外へ。先程急なにわか雨があったようで地面が濡れていました。
二の丸には他にもいろいろな用途の建物があったようですが現在は整地されて地面にその痕跡を記した白線が引かれているのみです。
外から見る大書院もとても立派ですね。
さらに本丸方面へ向かいます。現在は青山神社があり、その奥に天守台があります。
実際はここには天守は建てられなかったようですがその眺望はとても気持ちいですね。
奥に八上城が見えました。目線は同じ高さくらいでしょうか。
埋門
本丸を降りて二の丸に戻り埋門へ。
確かに埋まっていますwこれは攻めにくい門ですね。
ビデオ解説にも有りましたが石垣に刻印も見られます。
貴重な遺構ですね。
埋門から南馬出方面を望みましたがまた雨が降ってきて風が強くなりうまく写真が撮れませんでした。
帰りは硬い岩盤から掘り出したという井戸をちらっと見たあと大手門側から市役所方面を通り外堀をテクテク歩いて帰りました。
この日は天候不順でしたがそれほど時間もかからず見学を終えました。
ゆっくり見ても1時間半ほどだと思います。
時間のある方は近隣の武家屋敷安間家資料館や歴史美術館、青山歴史村なども一緒に見学されるとなお良いかもしれませんね。
ランチ
この近辺では猪肉のぼたん鍋が名物のようで扱っているお店が沢山あります。
この日は市役所すぐ傍の『如月庵』さんでランチをいただきました。
【ぼたん鍋ミックス】
お店の入り口の猪の頭のオブジェが非常に目立つお店です。
中は古風な感じで中庭も素敵な日本庭園があるとても趣のあるお店です。
奥の方に大きな絵皿や兜(本物?)が飾られていたり、昔ながらの日本家屋を感じさせます。
このお店自慢の栗入り味噌をベースにしたぼたん鍋。
しょうがと山椒がきいていてスープがこってりだけどスッキリしたお味でした。
お肉も猪ってクセあるイメージでしたが全然食べやすくてとても美味しかったです。
猟季の解禁が丁度今の冬なので冬場がオススメの季節です。
体もぽかぽか温まって、病みつきになる美味しさです。
お店によって味が違うようなのでまた他のお店もチャレンジしたいと思います。