「終活」設計という本を読みましたので、感想&口コミ等をご紹介します。
お墓の問題、お墓を継ぐこと、埋葬や葬儀の仕方にも新しい現象が―。自分らしい終わり方を考える。

「終活」設計内容

◇著者:丸山 和也(編著)
弁護士 「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)をはじめ、テレビ出演多数。
◇単行本: 216ページ
◇出版社: 明治書院 (2013/03)
◇内容(裏表紙より):
お墓問題や、お墓を継ぐこと、埋葬や葬儀の仕方も新しい現象が出ています。社会環境や生活スタイルの変化が、今までと同じままでは行かなくなっています。また、一個人として、自分の「自分らしい終わり方」を決めると、先々に不安無く生きていける。そして、それは残される者への思いやりでもあります。
◇目次
はじめに
第1章 自分の後始末を決めると楽になる
1.人生のゴールに備える
2.送られ方を選ぶ時代
3.お墓について考えておくこと
4.残される人のための生前準備
第2章 自分の希望を実現する遺言状
1.なぜ遺言書が必要なのか
2.相続にまつわるあれこれ
3.遺言書作成がとくに必要な人(相続を問題としないために)
4.どんな遺言書があるのか
5.効果的な遺言書とは
6.自分だけの遺言書のヒント
7.相続に関わる税はこれだけある
第3章 自分のお葬式は自分で決める!
1.時代に合わせて変わる葬儀
2.葬儀の準備の仕方
3.葬儀社の探し方、選び方
4.葬儀費用について
5.布施と戒名について
6.因習について
第4章 様々になった埋葬の形
1.お墓は今や、”社会的問題”に
2.墓地がどのように選んだらよいか
3.納得のいく墓石選び
4.すてきなお墓のデザインと墓碑銘について
第5章 自分史を書く
1.まず「自分史ノート」を作ろう
2.「自分史」いろいろなまとめ方
3.失敗しない「自伝」の書き方
4.「自分史エッセイ」で人生のスケッチを
5.「自分史」の文章・こんな点に気をつけよう
第6章 臓器提供を考えている方に
1.追いつかない臓器提供
2.””はこのように判定される
3.臓器提供の意思は意思表示カードで表明
4.臓器移植はこうして進められる
5.献体という選択
6.世界の中で日本は
7.あなたに考えて欲しい臓器移植

「終活」設計感想&体験

第1章で「終活」全般について、第2章以降は、「遺言状」「葬儀」「お墓」「自分史」「臓器提供」についてそれぞれ専門家が1章ごと記述しています。

編者の丸山弁護士は第2章の「遺言状」について記述していますが、単に手続きの説明であって、具体的なアドバイスはありません。

さらに「終活」で取り扱うべき「家の片づけ」には全く触れられていません。
相続するのが家1つということも多いと思いますが、遺品整理が結構、大変だと聞きます。

また、エンディングノートについても一切、触れられていません。

タイトルの「~設計」からはかなり具体的な内容を期待したのですが、各章をテーマごとに専門家が記述するという体裁をとったため、一般論がさらりと紹介されている程度の内容になっています。

ただ、第6章の「臓器提供」については、そこまで考えていなかったので、これも「終活」の1つなのだと気づきました。

「終活」設計口コミ

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「終活」設計 (学びやぶっく)