知人が先日、亡くなったのですが、葬儀は家族で済まされていました。
そこで、香典を送ることにしました。
香典を郵送する場合、お悔やみの言葉を添えるのが一般的なマナーとなっています。
しかし、いざ添え書きを書こうとしたら言葉が浮かびません。
添え書きには何を書けば良いのでしょうか?
「手紙」より簡単なのは「一筆箋」です。
香典の郵送方法及び添え書き(一筆書き)の文例集をまとめてみました。
香典の送り方
香典を郵送する場合、現金書留で送ります。
香典袋(不祝儀袋)と手紙(添え書き)を入れます。
香典袋の書き方や香典の相場については別記事をご参照ください。⇒香典袋(不祝儀袋)の種類・書き方・香典の相場・お金の入れ方【徹底解説】
尚、香典を郵送で送る場合、できれば初七日の法要までに届けるようにするのが理想とされています。
現金書留封筒はコンビニや100均で購入できる?
現金書留の専用封筒はコンビニやダイソーなどの100均で買う事はできるのでしょうか?
残念ながら、現金書留の専用封筒は郵便局でしか販売されていません。
従って郵便局の営業時間内(平日・午前9時から午後5時まで)に購入する必要があります。
現金書留封筒のサイズ
香典袋が入る現金書留の専用封筒は2種類あります。
●普通サイズ:横119mm×縦197mm
●大きめのサイズ:横142mm×縦215mm
香典袋の大きさに合わせて現金書留の専用封筒を選ぶことになります。
現金書留封筒の料金
現金書留の専用封筒は2種類ありますが、料金はいずれも21円です。
現金書留にはこれ以外に送料がかかります。
現金書留の料金
現金書留の料金は以下の2種類です。
●送料
●現金書留料金
送料
郵便の送料は、サイズと重さによって異なります。
現金書留の専用封筒は定形郵便なので、82円(25g以内)。
※26g~50gだと92円
現金書留料金
現金書留料金は香典の額によって異なります。
要は現金書留が郵送途中で紛失した場合の損害保険料と言えます。
●1万円まで:435円
●1万円を超える5千円ごとに:+10円
※損害要償額は最高50万円
私の場合、香典は1万円なので、現金書留料金は82円+435円=519円
尚、ネットには現金書留を含め国内郵便料金早見表が複数のサイトで公開されていますが、情報が古い場合があります。
郵便局のHPに「手紙(定形・定形外)の料金計算」ページがあるので、直接計算するのが確実です。
私の場合、以下の条件で郵便局で支払ったのと同じ料金になりました。
尚、条件によって料金は異なります。
●重さ:25g
●サイズ:定形郵便物
●通数:1通
●速達・配達日指定:選択しない
●書留・特定記録:現金書留(金額:10,000円)
現金書留料金の支払
現金書留の専用封筒や現金書留料金の支払いなど、郵便に関する事はPayPayなどが使えます。
香典の手紙(添え書き)の書き方
香典の手紙(添え書き)の注意点
香典の手紙(添え書き)の注意点です。
●白い縦書き用便せんを使用
●便せんは一枚のみ使用
●ペンや万年筆、薄墨を使用
●「重ね重ね」、「再び」などの忌み言葉を避ける
●手紙を封筒に入れる場合は、二重の封筒ではなく、一重の封筒を使用する
●季節の挨拶は不要
●香典を同封していることを記す
●故人の家族との面識がない場合は、自分が故人とどのような関係なのかを記しておく
●縁起の悪い言葉は避ける(重ね重ね・ますますなどの繰り返し言葉)
●長々と書かない
※参照:香典を郵送する時のマナーや、一緒に添える手紙の例文【よりそうお葬式】・他
香典の手紙(添え書き)の用紙
香典の手紙(添え書き)には便せん、又は一筆箋を使用します。
便箋の場合は3つ折りすると、現金封筒に入ります。
私は短い手紙にしたかったので一筆箋にしました。
香典の手紙(一筆箋)例文集
香典に添える手紙(一筆箋)の例文です。
簡単に済ませたい場合(一筆箋)
この度は、ご母堂様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。あいにくご葬儀に参列できない無礼をお許しください。
同封のものは心ばかりですが、御霊前にお供えいただければと存じます。
※参照:前述の香典を郵送する時のマナーや、一緒に添える手紙の例文【よりそうお葬式】より
香典に添える一筆箋の例文【友人】
以下の文例は一筆箋となっていますが、結構長いです。
○○(故人)様の突然の訃報に接し、ただ驚くばかりです。
以前お目にかかった時には、お元気そうにしておられたのに、信じられない気持ちでいっぱいです。
皆様の悲しみはいかばかりかと胸が締め付けられる思いです。
本来であればすぐにでも弔問にお伺いすべきところですが、諸事情によりお伺いできない無礼を何卒お許しください。
心ばかりの香典を同封しております。
○○様の御霊前へお供えいただければ幸いです。
慎んでご冥福をお祈り申し上げます。
※参照:香典を郵送する際に添える一筆箋とは?香典に関するマナーもご紹介!【終活ねっと】
葬儀の香典と一緒に郵送する一筆箋や便箋に書きたい例文
この度は、○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
遠方のため葬儀には参列することが叶いません。誠に申し訳御座いません。
心ばかりでは御座いますが、ご挨拶の品を同封いたしましたのでご霊前にお供え下さいませ。
※参照:葬儀の香典の郵送はいつまで?マナー・タイミング・手紙の例文も解説【終活ドクター】
香典の手紙(一筆箋)テンプレート
香典の手紙(一筆箋)の例文を掲載しているサイトは複数ありますが、大体の流れは同じです。
①お悔やみの言葉
②訃報に接して感じた事
③遺族への励ましの言葉
④香典を同封していることを記す
※故人の家族と面識がない場合は、個人との関係も記す
最低、入れるべきは①と④です。
以下は、香典の手紙(一筆箋)テンプレートの一例です。
①この度は、○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
②以前お目にかかった時には、お元気そうにしておられたのに、信じられない気持ちでいっぱいです。
④心ばかりの香典を同封しております。
○○様の御霊前へお供えいただければ幸いです。