知人が先日亡くなったことを葬儀の後で知りました。
香典を郵送で送る予定です。
そこで、改めて香典袋(不祝儀袋)の種類・書き方・香典の相場・お金の入れ方などについて調べてみました。

香典袋(不祝儀袋)の選び方

香典袋(不祝儀袋)はどこで買える?

香典袋(不祝儀袋)はコンビニ・文具店・スーパー・100均等で購入できます。
※「不祝儀袋」の読み方は「ぶしゅうぎぶくろ」

ちなみに香典袋(不祝儀袋)は通販でも販売されています。

香典袋(不祝儀袋)の種類

香典袋には種類があり、香典の金額に合わせます。

●水引きが印刷されたもの:5千円まで
●実際の水引きがついたもの:1万円以上
●双銀:5万円以上

以上はあくまでも目安です。
私が100均のセリアで購入した香典袋は水引きがついていますが、「金額の目安/3千円~1万円」の記載があります。
※下記の画像の左
※3枚セットで110円(中袋はありません)

香典袋

尚、上記の右の画像は家にあった香典袋。
真ん中の紐は「水引き」です。
色々ありますね。

香典袋の書き方

表書き

香典袋の表書きは、宗教や宗派によって異なります。

●仏式:御香典・御香料・ご仏前・御供
●神式:玉串料・御榊料
●キリスト教:お花料・御ミサ料

しかし、故人の宗教をご存じの方は少ないのではないでしょうか?
かと言って、家族に宗教を尋ねるのも気が引ける。

そういった場合、各宗教に共通して使えるのが「御霊前」。
と、一般的に言われています。

しかし、以下の意見もあります。

「御霊前」は宗教を問わず使えるとされてはいますが、厳密には浄土真宗の方にとっては教えに背くことになり、失礼にあたることがある。
浄土真宗では、”亡くなった即日に浄土に召されて仏となる”という教えから「御霊前」は使わず、「御仏前(御佛前)」を使う。
プロテスタントの場合、「御香典」「御霊前」は異教の偶像崇拝と関係があるとみなされるため使うことができない。

供物として香を備えるのは各宗派共通なので「御香料(ごこうりょう)」「御香資(ごこうし)」「御香奠(ごこうでん)」を使う方がベター

※参照:葬儀・お葬式での香典マナー 香典袋書き方・金額相場・渡し方【よりそうお葬式】

中々、難しいですね。
ただ、こういった事ってどの程度の方がご存じなのでしょうか?

「厳密に言えば」そうなのかもしれませんが、私は「一般的な」見解に従い、「ご霊前」にしました。
※私見です。

名前の書き方

水引きの下に名前を通常毛筆・筆ペンで薄く書きます。
名前はフルネームです。

多人数の場合は、グループ名に「有志」または代表者名に「外一同」と添え、別紙に個人名を列記して同封します。

薄墨の筆ペンはスーパーの文具コーナーや文具店などで購入できます。
以下は家にあった筆ペン。
薄墨と墨色の二色使えます。
香典袋

ちなみに薄墨&黒墨の両方に使える筆ペンは「慶弔筆ペン」というようで、通販でも販売されています。

中袋(中包み)の書き方

香典袋には中袋があるものとない物があります。
以下は、中袋がある場合の書き方です。

中袋の表面の書き方

中袋の表面の中心に金額を「金○円」と書きます。

中袋の裏面の書き方

中袋の裏面(裏側)には郵便番号、住所、名前(フルネーム)を書きます。
書く場所は、袋の中心から左側です。

裏面の書き方

外袋の裏面に住所・金額を記入します。

金額(数字)の書き方

香典の金額は「金○円」と書きます。
金額の数字は略式の漢数字ではなく、旧字体の漢数字(大字)を使うのが一般的です。
但し、略式の漢数字で書いても失礼にはなりません。

●漢数字:一「壱」、二「弐」、三「参」、五「伍」、千「阡」、万「萬」
●大字:壱・弐・参・伍・捨・仟・萬・圓

旧字体の漢数字(大字)を使うと金額の書き方は以下になります。
※金○圓は、金○円、金○也も可。

3千円⇒金参阡圓
5千円⇒金伍阡圓
1万円⇒金壱萬圓
3万円⇒金参萬圓
10万円⇒金捨萬圓

香典の相場

香典の相場はいくらでしょうか?
調べてみたところ、自分の年齢と相手との関係によって金額は異なります。
さらに地域性もあるようです。

香典の相場を見る前に香典の金額には避けるべき数字があります。

香典の金額に避けるべき数字

香典の金額は合計額の頭が1,3,5,10になるようにするのが一般的です。
4や9は「死(し)」や「苦(く)」に通じるので、避けるべき避けるべき数字といわれています。

香典の関係別相場

全日本冠婚葬祭互助会協会

全日本冠婚葬祭互助会協会は、平成28年度(2016年)に第5回香典に関するアンケート調査を実施。
※平成8年より5年ごとに実施。

調査を結果をグラフや表にまとめています。
ただ、地域的な傾向はみてとれますが、年代が全く調査されていません。

全体の最多回答額は、以下になります。

●親:100,000円
●兄弟姉妹:30,000円
●祖父母、おじ・おば、その他の親戚:10,000円
●上記以外:5,000円

あくまでも最多回答額であり、同じ金額でも平均額は異なります。

※参照:香典としていくら包んだか(最多回答額と平均額)【全日本冠婚葬祭互助会協会】

よりそうお葬式

前述の「葬儀・お葬式での香典マナー 香典袋書き方・金額相場・渡し方【よりそうお葬式】」には、(社)全日本冠婚葬祭互助会「第4回香典に関するアンケート」の平均金額より作成した表が掲載されています。
※第4回のアンケートなので、第5回の5年前に実施された調査です。

ここでは故人との関係にプラスして年代別の金額相場がまとめられています。
年代は、20代・30代・40代・50代・60代以上とかなり細かいです。

金額を見るとざっくりと、20代/30代・40代/50代・60代に分けられそうなので、この分類でまとめてみました。

香典の金額相場(親族)

故人との関係20代~30代/40代50代/60代~
祖父母1~2万円2~3万円3~5万円
5万円5~10万円5~10万円
兄弟姉妹3~5万円3~5万円3~5万円/5~10万円
おじ・おば5,000~1万円1~2万円2~3万円
上記以外の親戚5,000円~1万円5,000円~1万円/1~2万円1~2万円

香典の金額相場(友人・ご近所)

故人との関係20代~30代/40代50代/60代~
友人・その家族5,000円5,000円/5,000円~1万円5,000~1万円
隣人・近所3,000円~5,000円5,000円5,000円~1万円
その他お付き合い3,000円~5,000円5,000円5,000円~1万円

香典の金額相場(職場・仕事関係)

故人との関係20代~30代/40代50代/60代~
勤務先の上司・部下5,000円5,000円5,000円
勤務先社員の家族5,000円5,000円5,000円
取引先関係5,000円5,000円~1万円5,000円~1万円/1万円

お札の入れ方

最後に香典に使うお札(紙幣)の入れ方です。

    • 新札は失礼?
    • お札の入向きは?

新札は失礼?

新札は予め用意していたかに思われるので避けるのが基本です。
かと言って、使い込まれたシワシワのお札も故人に供えるのにふさわしくありません。

香典に使うお札は既に使われていて折り目のある紙幣が基本です。
しかし、綺麗なお札が無い場合は、新札を一回折ってから使うのは構いません。

お札の向きは?

お札の入れ方のポイントは以下の3点です。

●人物が描かれている面を裏にする
●かつ、肖像画が下に来るように入れる
●同じ金額の紙幣を向きを揃えて入れる

香典を郵送で送る場合の添え書きの文例集は別記事をご参照ください。

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