調光レンズとは、日光(紫外線/UV)量によってレンズが変色するレンズです。調光レンズは長年使っていますが、先月、ゴルフのラウンドをした時、目がひどく疲れました。
そういえば、最近、以前程、メガネの色が濃く変化していないような…。
調光レンズの交換時期なのか?
そこで、調光レンズの寿命、メガネ屋で調光レンズのみの交換は可能なのか?
交換価格はメガネショップによって違うのかを調べてみました。

sponsorlink

調光レンズのメリット・デメリット

調光レンズは「日光(紫外線/UV)量によってレンズが変色する」ということは知っていましたが、今回、改めて調べてみると、誤解していたことや知らなかったことがありました。

調光レンズ
※参照: 調光レンズ【J!NS】

調光レンズのメリット

調光レンズは「日光(紫外線/UV)量によってレンズが変色する」=紫外線をカットする、と認識していましたが、これは誤りでした。

何故なら、昨今は無色の透明なレンズも紫外線のカット率は99%とのこと。
では、調光レンズのメリットは何なのか?

それは、色が濃くなることで「まぶしさによる眼の疲れを和らげる」ことにありました。

ただ、サングラスとの違いは、調光レンズは室内ではほぼ無色透明のメガネ、外に出ると紫外線に反応してサングラスに変わる、2つの役割があるという点です。

調光レンズのデメリット

調光レンズは「日光(紫外線/UV)量によってレンズが変色する」⇒紫外線の量が多い程、色が濃くなる、ということは知っていましたが、以下の事は知りませんでした。

温度によってレンズ濃度が変わる。

何と、調光レンズは、温度が低い時ほど色が濃く、温度が高い時色が薄くなる。
即ち、紫外線が強い夏場は、色が濃くなりやすいですが、温度が高いとその分、色が薄くなる。

調光レンズは、夏の暑い日差しが強い時ほど、色が濃くなる、と思っていたのは、半分正解で半分間違いだったわけです。

最近、調光レンズの色が前程濃くならないのは、「温度が高い」というのが原因である可能性もあります。

従って、夏の暑い日に眩しさを防ぎたい場合はサングラス、あるいは度付メガネを着用されている方は、メガネの上からかけられるサングラスがオススメです。

調光レンズの寿命

調光レンズの「寿命」とは?

調光レンズの寿命は素材や使い方である程度左右されます。

では、一般的(平均)的に調光レンズの寿命はどれくらいなのでしょうか?
そもそも、何をもって「寿命」と考えるかによっても、「寿命」の年数はことなってきます。
ここでは、「調光レンズ=紫外線(UV)量によってレンズが変色するレンズ」に着目し、「色が購入当初ほどは濃くならない」「ついた色が完全には戻らなくなる」といった症状が出た時に「寿命」と定義することにします。

尚、5年前後までであればUVカットの効果は期待できるようです。

●調光レンズの寿命は4年
●調光レンズの寿命は2~5年

調光レンズの寿命は4年

経年劣化が進むと色の変化がなくなり、中間の色で止まってしまいます。

調光レンズの寿命は2~5年

一般的に十分な機能が維持できるのが2~5年程度と言われています。
1~3年で機能の変化を感じるようになり、3~5年で色が濃くならず不足を感じて買い替えを検討するというのが、一般的のようです。

以上は、一般的な使い方をした場合の調光レンズの寿命です。
しかし、使い方を誤るとこの寿命がさらに短くなってしまいます。

調光レンズの寿命を縮める要因

調光レンズの寿命を縮める以下の要因があります。
※経年変化以外の要因です。

●変化の回数
●温度
●水分
●傷

変化の回数

調光レンズは変色の回数が多いほど、寿命が縮まります。
使わない時は、メガネケースにしまいましょう。

温度

調光レンズは温度が高いほど色が濃くなりません。
即ち、調光レンズは高温に弱いという事です。
夏場に車や高温な場所に保管するのはNGです。

水分

調光レンズは水分に弱いです。
以前、調光レンズをよく拭かずに濡れた状態でメガネケースにしまっていたところ、調光レンズの表面が剥げて来て、調光レンズを交換する羽目になりました。
調光レンズが濡れたらしっかりと拭いて水分を取りましょう。

調光レンズはレンズ表面のキズで劣化が促進する場合があります。
調光レンズに限らず、メガネのレンズが傷が付くと見ずらくなるので、扱いには気を付けましょう。

私の場合、調光レンズを交換したのは5年前、そして現在使っている調光レンズを作ったのが、さらにその5年前。
そろそろ寿命なのかもしれません。
そこで、調光レンズ交換の価格についてしらべてみました。

調光レンズ交換の価格

調光レンズ交換のみも出来る?

まず、メガネを買った(作った)メガネ屋でなくても、調光レンズの交換だけをやってくれるのかですが、通常、レンズの交換のみもOKです。
但し、そのメガネのフレームに合うレンズがあれば、の話です。

調光レンズ交換手順

実店舗の場合は、まず、実店舗に行って、メガネのフレームを見せる。
合う調光レンズがあれば、発注(1週間から10日間)。
調光レンズが店舗に届いたら、メガネに調光レンズを付けてもらう。

alook(アルク)の調光レンズ交換価格

5年前に調光レンズを交換したのは、alook(アルク)でした。
その時の料金はレンズ左右2枚で7,560円(税込)。

眼鏡市場の調光レンズ交換価格

以前、調光レンズを交換したalook(アルク)に価格を問合せをしてみました。すると、alook(アルク)は眼鏡市場に変わっていました。
※眼鏡市場とALOOKは2018年から店舗統合されています。

そして、価格は15,180円(税込)。
何と、5年前の場合の価格です。
勿論、5年前と消費税の税率は異なっていますが、これはいくら何でも酷い。

alook(アルク)と眼鏡市場とでは、価格システムが違うのだとか。
ちなみに15,180円の内訳は以下です。
・レンズ代金:11,880円
・オプション(調光レンズ):3,300円
※参照: 調光レンズ価格表【眼鏡市場】

他のメガネショップは調光レンズ交換の価格はいくらでしょうか?
比較的、家から近いメガネショップの調光レンズ交換の価格を調べてみました。

J!NSの調光レンズ交換価格

J!NSのメガネの料金レーム価格*+5,500円
*5,500円、8,800円、13,200円、19,800円

尚、JINSでは、JINSで購入したフレームだけでなく他社フレームのレンズ交換も全国の店舗で承っています。
レンズ交換代金は5,500円。乱視用やより薄型のレンズにしても追加料金は頂きません。
※参照: 調光レンズ価格【J!NS】

実店舗に確認の電話を入れましたが、忙しいのか通じませんでした。

メガネスーパーの調光レンズ交換価格

メガネスーパーの公式サイトには価格の記載がありませんでした。
※参照: メガネスーパー オリジナルサングラス

メガネの三城(パリミキ)の調光レンズ交換価格

メガネの三城(パリミキ)のメガネの料金はレンズ+フレーム代。
レンズ交換OK。
レンズは2枚1組 8,800円(税込)から。

調光レンズ交換価格が安いメガネ屋は?

上記のメガネチェーン店の中で、調光レンズ交換のみ価格が一番安いのは、J!NS(5,500円)です。

sponsorlink