番外編です。日本100名城の川越城[埼玉県]へ行ってたついでに近隣の観光など印象に残った施設等をご紹介します。これから旅をされる方のご参考になればと思います。
川越市とは?
川越市は近年特に観光に力を入れています。『小江戸川越』をキャッチフレーズに歴史ある建物や地域を代表する「川越まつり」などを盛り上げる活動が功を奏し、国内外から観光客が増加中!名産品であるさつまいもを使ったお菓子など農産物などにも力を入れ、首都東京からほど近い好立地の条件を生かして東京観光ぷらす川越観光として勢いを増しています。
歴史
「武蔵野」と呼ばれる川越一帯は、四季折々の自然に恵まれた地域です。そこには豊かな環境とそこに暮らす人々によって積み重ねられた「時」があります。(川越市ホームページより)
◇川越市の主な年表(抜粋):
1871年廃藩置県 川越県設置(後に入間県に吸収される)
1922年川越町、仙波村を合併し市制を施行(人口30,359人)
1967年川越城本丸御殿が県指定文化財になる
1993年川越景観百選決定
1994年鐘つき通り電線類地中化
1996年「時の鐘」が「残したい“日本の音風景百選”」(環境庁)に選定
1999年「蔵造りの町並み」が「重要伝統的建造物群保存地区」(国)に選定
2000年「川越歴史的町並み地区」が都市景観大賞「都市景観百選」(建設省)に選定
2005年「川越氷川祭の山車行事」が「重要無形民俗文化財」(国)に指定
2007年天皇、皇后両陛下とスウェーデン国王、王妃両陛下が川越ご訪問
2021年東京2020オリンピック、ゴルフ競技が川越で開催される
アクセス
◇住所:〒350-8601 埼玉県川越市元町1丁目3番地1
◇開庁時間:午前8時30分から午後5時15分
◇休業日:土日祝日、年末年始(12月29日から1月3日)
◇電話番号:049-224-8811(代表)
◇駐車場:平日は来庁者専用。土・日曜日及び祝日等は、有料駐車場となります。
◇アクセス:(車のルート/最寄駅からのルート)
公式サイト
以下、訪問した場所を主にご紹介します。
喜多院(重要文化財)
川越市小仙波町1丁目20番地1号地図
電話番号
電話:049-222-0859
喜多院
川越城へ行く手前で『喜多院』というお寺があったので先に立ち寄りました。
天長7年(830年)に慈覚大師が無量寿寺を開いたのが始まりと伝えられています。
永仁4年(1296年)、尊海が慈恵大師を勧請して無量寿寺を再興し、北院・中院・南院となる各房が建てられました。
喜多院となったのは慶長17年(1612年)、徳川家康の信任を得る天海僧正が、住職となってからのことです。
何カ所か入口があるようですがこちらが正面の門のようです。川越大師 喜多院 立派なお堂です。
お参りした後御朱印もいただきました。
隣にある江戸城から移築されたお部屋を見るため寺務所へ。
このお寺は徳川家とも縁があり、喜多院が火災で焼失した後再建のために江戸城紅葉山御殿を解体移築したため『徳川家光公誕生の間』や『春日局化粧の間』がここにあるということです。内部の写真撮影は不可でしたがお庭は撮ってもOKとのこと。受付入口です。数人の観光客の方をガイドさんが案内していました。中庭です。建物もお庭もきれいにされています。どこからどこまでが江戸城からの移築された建物なのでしょうか?全部でしょうか~家光公と春日局に想いを馳せます。
雨のお庭しか紹介できないのが残念ですが、拝観料大人400円で五百羅漢とセットで拝観できるということだったのでそちらも拝見・・
建物を一旦出て売店横から入口があります。特に人はいなかったので半券を箱に入れて中に入りました。すぐに個性的な石仏群が出迎えてくれました。500体・・あるのでしょうね、圧倒されます。大小様々な仏様たち・・
沢山過ぎてちょっと怖かったです。。
「仙波東照宮」(重要文化財)
住所:川越市小仙波町1丁目21番地1
仙波東照宮
喜多院の南側には、仙波東照宮があります。元和3年(1617年)、家康の遺骸を久能山から日光へ運ぶ途中、喜多院で法要が営まれたことにより、後の寛永10年(1633年)に建立されました。
日光・久能山とともに三大東照宮といわれています。現在の建物は寛永17年(1640年)に再建されたもので、重要文化財に指定されています。中には入りませんでした。家康公を祖とする日本各地の東照宮の一つですね。
一礼して通り過ぎました。
「川越氷川神社」(氷川神社本殿県指定文化財)
川越市宮下町2丁目11番地5
電話:049-224-0551
川越氷川神社
欽明天皇の時代に大宮市の武蔵一宮から勧請されたと伝えられ、江戸時代には川越城下の総鎮守となり、歴代の城主をはじめ城下の人々の厚い信仰を得てきました。
嘉永3年(1850年)に建てられた本殿は、川越まつりの山車の人形を主題にした彫刻がほどこされています。川越まつりは、同神社の神幸祭が起源とされています。
川越城見学の後にもう少し北側の『氷川神社』へもお参りしてきました。南側の鳥居は人がいっぱい。まるでお祭りでもあるかのよう。
南側二の鳥居、金文字が光っていました。
東側の大鳥居雨でなければもっときれいに写ったと思います。
それほど広くない境内は何やら人でごった返していて・・人気の神社とは聞いていましたが沢山の人でした。
中に入ってみると結婚式が行われているようで厳かに祝詞が読まれていました。
こちらは縁結びの神様で結婚式には赤い糸で作られた指輪代わりの「結い紐」なるものを使うそうですね。
運命の赤い糸!素敵です♪詳しくは『川越氷川神社』さんのホームページをご覧ください。
氷川神社の御朱印も素敵です。
「蔵造りの街並み」「時の鐘」(川越市指定文化財)
一番街 〒350-0063 埼玉県川越市幸町
蔵造り資料館
蔵造りの街並み
川越には「蔵造りの町並み」が今も残っています。蔵造りは類焼を防ぐための巧妙な耐火建築で、江戸の町家形式として発達したものです。今の東京では見ることのできない江戸の面影をとどめています。
平成11年12月には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、平成19年1月には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されました。
市役所の前を通り西へ向かってしばらくいくと古い蔵の街並みが現れました。
雨の中でもしっとり趣があります。
目移りしそうなほどたくさんの蔵、現代と程よく調和しながら街並みを保持しているのですね。
これほどの規模で街の景観を保つのはかなりのご苦労がおありでしょう。
傘をさしていたので余り上を見ていませんでしたが、あとから写真を見返してみると、
あら?電線がない。電柱もないですよね?
景観保持のため地中に埋められているとか・・空が広く感じます。
時の鐘
所在地:川越市幸町15番地7
時の鐘は、寛永4年(1627)から同11年(1634)の間に川越城主酒井忠勝が、多賀町(いまの幸町)の現在の場所に建てたものが最初といわれています。
創建された江戸時代の初期から、暮らしに欠かせない「時」を告げてきた小江戸川越のシンボルです。
現在の鐘楼は、明治26年(1893)に起きた川越大火の翌年に再建されたもの。
3層構造で、高さ約16メートル。
平成8年に、時の鐘は環境庁主催の「残したい“日本の音風景100選”」に選ばれました。
1日に4回(午前6時・正午・午後3時・午後6時)自動鐘打機により鐘つきを行っています。
時の鐘!大きいですね。
鐘つき通りは人で混み合っていました。雨でなければ土日はもっと人出があることでしょう。なるべく人を入れないで撮ろうとするとかなり大変です。人の隙間が出来た時にパチリ。時の鐘は鳥居の役割もしているのですね。くぐって中の薬師神社にお参りしました。境内側から撮った時の鐘。
鐘のシルエットがきれいです。青い空の時にまた来たいですね。
食べ歩き(^^♪
通りでは食べ歩きに丁度いいお菓子などお土産が沢山売っていました。すぐ近くのお店でふかしたての「いも恋」をひとついただきました。中にさつまいもとあんこが入っていて美味しかったです。
数カ所で売っていました。
他にも美味しそうなお菓子やお土産物が!目が泳いじゃいますw
さつまいも関係のデザートが多い印象です。どこも店構えが可愛らしいお店が多かったです。
雨だったので食べ歩きは躊躇しましたが帰りの新幹線で食べようと大学芋とスイートポテトを購入。川越の大学芋は飴の餡がサラッとしているのが特徴のようです。カチカチに固まってはいないので食べやすかったです。お土産にいもようかんも外せません。上品な甘さが最高でした!
通りでは醤油の香ばしい香りも漂っていました。
川越はお醤油も有名なのですね。
通りを歩いているとどんどんお腹が空いてきちゃいます。
他にもお箸の手づくり体験をしているお店とか菓子屋横丁など入りたかったお店がまだまだあって、じっくり見たらあっという間に一日経ってしまいそうでした。
その他のおすすめスポット
川越周辺のお食事処
すし銚子丸・川越店
蔵造りの街並みからはだいぶ離れていますが川越駅西側の西武線の線路を超えたところにあった銚子丸さんで晩御飯をいただきました。
【劇団セット<秋麗>税込1078円】
写真はビールとえんがわと季節のメニューから秋麗(しゅうれい)を注文したもの。
普通の回転寿司よりは少しだけリッチですが、どれも新鮮でネタが大きい!さすが銚子港から直送!
銚子丸さんに入ったのは初めてでしたが期待以上に美味しくて満足です。ごちそうさまでした。
近隣の城郭
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