続日本100名城の田丸城[三重県]へ行ってきました。
実際に登城して分かった田丸城登城の所要時間、駐車場、トイレ、登山ルートの難易度、御城印を購入できる場所、スタンプの設置場所などの口コミ情報をご紹介致します。
田丸城とは?
歴史
南北朝時代伊勢に下った北畠親房が南朝の拠点として築いたと伝わる。
その後北朝に攻め落とされるが北畠氏の城として田丸(玉丸)氏等その一族が居城。
戦国時代、織田信長による伊勢侵攻開始。
永禄12年(1569)次男信雄を北畠氏の養子として和睦を図り伊勢一国を支配下に置いた。
信雄の時代に城の改修を行ったりその後田丸氏、稲葉氏、久野氏が城主を務めたが、明治2年田丸城は紀州藩に返上。
◇城主:北畠親房
◇築城年:延元元年(建武3年・1336年)
◇城の特徴:平山城
慶安2年(1649)雨風で天守崩落。
明治26年(1893)参宮鉄道が開通、城山南部欠ける(現在はJR参宮線が城南部を通っている)。
北の丸に城山稲荷、二の丸・三の丸に中学校や保育所、町役場や記念館や公園がある。
本丸・虎口周辺は石垣がよく残っている。
アクセス
◇住所:〒519-0415 三重県度会郡玉城町田丸
◇営業時間:城内公園の見学は自由
◇休業日: 同上
◇電話番号:0596-58-8212(村山龍平記念館)
◇駐車場:有り
◇アクセス:(車のルート/最寄駅からのルート)
公式サイト
参考:玄甲舎
田丸城の御城印
御城印はどこで貰える?
田丸城の御城印は『村山龍平記念館』で購入できます。
◇施設名:村山龍平記念館
◇住所:〒519-0415 三重県度会郡玉城町田丸114-1
◇営業時間:9:00~17:00(土曜・日曜・祝日は16:30まで開館)
◇休業日:年末年始
◇電話番号:0596-58-8212
◇入場料:無料
◇駐車場:有り(15台)
◇アクセス:(車のルート/最寄駅からのルート)
※参照:田丸城公式サイト
御城印の写真と値段
田丸城跡 御城印<秋バージョン>(300円)
※田丸城の御城印は四季によりデザインが異なります。秋バージョン「三重県指定伝統工芸・伊勢和紙」は上記の物が数量限定で販売中。
無料で押せるスタンプ形式の御城印(通常バージョン)があったはずですが確認するのを忘れました。
田丸城跡 ステッカー(非売品)
※村山龍平記念館でアンケート用紙に記入するといただけるステッカーです。
田丸城のスタンプ
スタンプ設置場所
田丸城のスタンプは『村山龍平記念館』で押すことが出来ます。
※詳細は上記参照ください。
田丸城の登山
田丸城は平山城のため登山はありません。難易度軽。
(杖・熊鈴・登山靴は必要ないと思います。)
所要時間
約40~50分
駐車場
約15台(隣接する玉城町役場の中央も停められます。)
(駐車場から田丸城入口まで約5分)
トイレ
村山龍平記念館と城山公園に数カ所ございます。
登城ルート
熊注意情報は・・
まず玉城町役場駐車場に車を停めて隣の村山龍平記念館へ参りました。
館内入口で続100名城スタンプを押し、季節限定の御城印を購入させていただきました。
受付の方が暑いですねーと気さくに声をかけてくださり、近辺の熊情報をお聞きしたらこの辺りには出ないとのことでした。
田丸城周辺は駅から近く民家も多いので心配はなさそうです。
ただ現在三重県には熊注意報が出ている場所がございますので山の奥の方へお出かけの場合はお気を付けください。中学校入口には入らず右方向へ進みます。
右手側にSLの置いてある公園があり、その奥に『奥書院』があったようですが今回は割愛させていただきました。
お城広場をながめながら斜め左の道へ上がっていきます。
ほどなく中学校上に到着、現在学校工事中の為近辺に足場や資材置き場などがありました。
石垣が見えてきました。田丸城跡の看板もあります。立派な石垣群が出現!
本丸虎口
城内には神社があり鳥居も見えました。
本丸虎口周辺に到着、思ったより石垣が残っています。
パンフレットにも有りましたがこの辺の発掘調査で江戸時代の土師器などが出土しているらしいです。
城内はよく手入れされていて歩きやすいです。
石垣は整っているところもあれば荒々しい箇所もあり、時代によって何回も修復されてきた形跡を感じとることが出来ます。
天守台までやってまいりました。放射線状に置かれた形の石階段が特徴的です。こちらは近世以降に改変の手が加えられているそうです。天守台内部は一段下がっており『穴蔵』と呼ばれる半地下室のような形状です。
田丸城跡全体をドローンで撮影した映像がとても美しいので田丸城公式ページを是非ご覧ください。
ここにも新しい石と古いものの混在が・・その後ぐるりと一周して戻ろうと思いましたが途中中学校のグラウンドに入りかけてしまい戸惑いました。
不審者じゃないですよ~と心の中でつぶやきながら駐車場まで戻りました。
かつての城跡は現在の生活圏と混ざり合い学校や幼稚園、公共の建物や公園として有効活用されています。これからも遺跡を守りながら共存していって欲しいですね。
この後私たちは伊勢街道を奈良方面に向かって酷道(国道)368号へ入ることになります。なかなかスリリングなドライブとなりました。詳しくは『多気北畠氏城館』の口コミへどうぞ。
田丸城周辺ランチ・近隣の城郭等
ランチ
※駅周辺など食事が出来るところはいくつかあるようですがこの辺りでご飯は食べませんでした。