続日本100名城の多気北畠氏城館[三重県]へ行ってきました。
実際に登山して分かった多気北畠氏城館登城の所要時間、駐車場、トイレ、登山ルートの難易度、御城印を購入できる場所、スタンプの設置場所などの口コミ情報をご紹介致します。
多気北畠氏城館(たげきたばたけしじょうかん)とは?
歴史
南北朝時代、南朝方の重臣北畠親房の三男で伊勢国司に任じられた顕能(あきよし)を祖とする多気北畠氏の本拠の城。8代具教(とものり)まで230年北畠氏が続くがその後織田家に滅ぼされる。天正4年に廃城となる。
◇城主:北畠氏
◇築城年:14~15世紀
(霧山城跡御城印には『築城興国三年(1342)、落城天正四年(1576)』とある)
◇城の特徴:館(居住館)と山城(詰所)、中世の館跡としては日本最古の石垣が残る。平成の発掘調査後は保存のため埋め戻されている。
アクセス
◇住所:〒515-3312 三重県津市美杉町上多気1148
◇営業時間:8:30~17時(北畠神社社務所)
◇休業日:無休
◇電話番号:059-275-0615
◇駐車場:有り
◇アクセス:(車のルート/最寄駅からのルート)
公式サイト
津市 市外向け情報 津うrip
北畠神社
(多気北畠氏館の公式サイトはありません。三重県の観光サイトを参考にしています。)
多気北畠氏城館の御城印
御城印はどこで買える?
多気北畠氏城館の御城印は北畠神社社務所で購入できます。
◇施設名:北畠神社
◇住所:津市美杉町上多気1148(城内)
◇営業時間:8:30~17時(北畠神社社務所)
◇休業日:無休
◇電話番号:059-275-0615
◇駐車場:有り(台数は少なめ2~3台、無料)
◇アクセス:同上
御城印の写真と値段
霧山城跡(300円)
多気北畠氏城館のスタンプ
スタンプ設置場所
多気北畠氏城館のスタンプは北畠神社(社務所入口横)で押印出来ます。
※場所等詳細は上記に同じ
多気北畠氏城館(霧山城)の登山
残念ながら霧山城の登山はしておりません。登山記録をご報告できずにすみません。北畠神社のみ見学しました。(※現在三重県内に熊注意報が出ています。詳しくは市ホームページをご参照ください。)
所要時間
駐車場からすぐ
駐車場
2~3台(北畠神社のみ、無料)
トイレ
不明
登城ルート
多気北畠氏城館までのルート
多気北畠氏城館の登城記録の前に交通情報を説明させてください!
私たちはこの日午前中に伊勢神宮を参拝し午後に田丸城を見学、その後こちらの多気北畠氏城館を目指しました。
田丸城から距離でいうと約44km、車で約55分、国道368号経由。
国道です!
ナビで一般道を選択。
『粥見赤滝』交差点から国道368号(奈良方面)へ入ったらその先ご注意!
最初はまあ普通の道路でした。
運転手が山道慣れしていたので景色がどんどん緑濃く狭まってきていてもさほど驚きもしませんでした。
が!途中から急に細い道!これ本当に?国道ですよね?ってとこに入っちゃいました。
引き返すこともできず、一本道をとりあえず前進!
待避所らしい少し広めの部分はカーブごとにあったので、対向車が来たら一応すれ違うことはできます。
ガードレールは・・全区間ではありませんが一応あります、が、何かしらぶつかったような形跡。
ヨレヨレのガードレールが恐怖心あおります。。
万が一何かあったらJAFは来てくれるんでしょうか(来てくれるとは思いますが・・)
片側は山肌、反対側は崖という状態が結構長く続きました。
左右に振れる大小のカーブが連続しています。
勾配はそれほどありませんがとにかく狭い!久しぶりにこういう国道に出会いました(汗)。
中小型の普通車迄は大丈夫ですが大型は厳しいですね(注意書きの看板あったみたいですがちゃんと見てませんでした。8m以上のロングボディは通行不可とのこと)。
雨の日や暗い夜道は非常に危険と思います(もちろん街灯はありません)。
対向車ですれ違った方は地元の人だったのか、皆さん予め待避場所で停まってこちらが通るのを見守ってくださいました(なんて親切!)。
そんなこんなで車の中で身を細めながらなんとか通りすぎることが出来ました(この難所を通り抜けるのに多分20分以上かかったと思います)。
その後二車線ある道路に出たらとっても広く感じました。
迂回ルートもあると思いますが他の道は通っていないのでわかりません。
『道の駅美杉』にたどり着いてホッと一息つくことが出来ました。
逆に奈良方面から伊勢方面を目指したらこの『道の駅美杉』までは確実に安全広い道ですw。
後から調べてみたらこの道は『仁柿峠(にがきとうげ)』といってとても有名な”酷道”だそうです。
途中バイパス工事もしているようですがあまり進んでいない模様。
平日なのにこんな細道の割には結構な交通量なので是非早く完成してほしいですね。
(参考)→松坂建設事務所
長くなりましたが無事に北畠神社に到着したのでここからが登城記録です。
神社の入り口に駐車場ありましたが隣接するJAの方へ間違えて入ってしまいました。
ついでにJAさんでお菓子を購入(特に文句は言われなかったです)。
北畠神社の鳥居
鳥居をくぐって右手に進みます。すぐに社務所が見えます。
社務所の右手にスタンプ台がありました。
御城印もここで購入できるので呼び鈴ブザーを押すと係の方が来てくれました。
御城印とスタンプの利用は社務所の開館時だけなのかを確認するのを忘れました。
事前にネットで調べてみてもどこにもその情報が書いていなかったので開いている時間に来るのが安全と思います。
御朱印も頂くのを忘れました。
それにしても年中無休で神社の方も大変と思います。ありがとうございます。(ついでにいうとお手洗いの場所も確認するのを忘れました)
係の方はすぐに奥へ行かれてしまったのでもう一度お呼びするのも躊躇してしまい、神社に着いたのが15時頃だったのでこの後山城の方へ行くのもためらい今回はやめておきました。
三重県内に熊注意報が出ているのは事前に調べてわかっていたのですが、この辺りに出るかどうかは聞き忘れました。
北畠神社
先にお参りを済ませましたがお社の中央に天狗のような面が!この天狗の謂れについても聞くのを忘れました。
境内のあちこちに発掘調査後の形跡が・・
今は保存のために埋め戻しされているので説明板を拝見します。神社とその隣の山全体に遺跡が眠っているんですね。伊勢街道のすぐ側ですし、中世から立派なお城を構えることが出来たのですからこの辺りはとても栄えていたのでしょうね。この像の方は北畠親房(ちかふさ)の長男、顕家(あきいえ)さんですね。
私の記憶違いでなければ漫画『逃げ上手の若君』に出てくる方でしょうか?
南北朝の動乱期に活躍して21歳という若さで亡くなる花将軍ですね。
ちなみに本堂にお祀りされているのは三男の顕能(あきよし)さん、この神社の祖です。
次男の顕信(あきのぶ)さんは田丸城にいらっしゃったようです。狭い範囲に歌碑など色々置かれています。
北畠氏館跡庭園
名勝になってる北畠氏館跡庭園もありました。
ここは当初見学しようかと思っていたのですが有料だったのですね(予習不足でした)、神社の方をもう一度お呼びするのも申し訳なく思い格子の隙間からこっそり覗いてしまいました。なんだかここに到着するまでに疲れてしまい、色々聞きたかったことも聞けずじまいの訪問となりました。本来はお城の勉強のために『美杉ふるさと資料館』へ伺った方が良かったと思いますが、今回は割愛させていただきました。
多気北畠氏城館周辺ランチ・近隣の城郭等
ランチ
近くでランチが出来るところはほとんどないと思います。(地図上では別の道沿いに何カ所か載っていましたが開いているかどうか調べてから行かれた方が良いと思います。)
『道の駅美杉』や『JAみえなか スーパーみすぎ多気店』で農産物やお土産はありました。
近隣の城郭
津城[三重県]・田丸城[三重県]・赤木城[三重県]・伊賀上野城[三重県]・松阪城[三重県]・宇陀松山城[奈良県]・高取城[奈良県]・大和郡山城[奈良県]
※※※このページでご紹介した内容は変更になっている場合がございますので、ご訪問の際は最新の情報をご確認ください。※※※