日本100名城の松坂城[三重県]へ行ってきました。
実際に登城して分かった松坂城見学の所要時間、駐車場、トイレ、登山ルートの難易度、御城印販売所、スタンプの設置場所などの口コミ情報をご紹介致します。
松坂城とは?
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歴史
天正16年(1588)海に面した松ヶ島城に変わる城として蒲生氏郷が築城。
安土城とよく似た縄張りや建物構成をもっていたといわれる。
本丸には三重の天守をはじめ多くの櫓が建ち、総石垣の構えとした。
さらに信長に倣い楽市楽座を設けるなどして城下町を発展させた。
天正18年(1590)氏郷は国替えとなりその後服部氏、古田氏が入城。
元和5年(1619)家康の子頼宣が和歌山藩主となり、松坂を和歌山藩領とした。
明治4年(1871)の廃藩置県まで二の丸に紀州藩の陣屋がおかれ伊勢国領支配の拠点となった。
◇城主:蒲生氏、服部氏、古田氏
◇築城年:天正16年(1588)
◇城の特徴:渦郭式縄張、連立式天守であったと考えられる。(松坂城公式ホームページより)
※【漢字の表記について】文化財指定名称は「松坂城跡」で、市内の表記や城内の案内板は「松坂城」となっている。日本城郭協会における100名城制定時の表記は「松阪城」としている。読み方はすべて「まつさか」。ちなみに東京国立博物館所蔵の古写真では「蒲生城」とある。
アクセス
◇住所:〒515-0073 三重県松阪市殿町
◇営業時間:城跡公園内は終日無休
◇電話番号:0598-23-2381(松阪市立歴史民俗資料館)
0598-21-0312(本居宣長記念館)
◇駐車場:松阪市駐車場(隣接する松阪公園グラウンド横・無料)
松阪市役所駐車場(土日祝のみ一般開放)など
※イベントなどで利用できない場合もございます。近隣の有料駐車場もご利用ください。
◇アクセス:JR・近鉄松阪駅から徒歩で約15分。
松阪駅から三重交通バスで、市内パークタウン線で中央病院行き、または阿坂小野線で一志嬉野行き「市役所前」下車3分/伊勢自動車道「松阪IC」から車で約15分
公式サイト
松坂城の御城印
御城印はどこで買える?
松坂城の御城印は『松阪駅観光情報センター』や『松阪市立歴史民俗資料館』で購入できます。
(施設の写真)
◇施設名:松阪駅観光情報センター
◇住所:〒515-0017 松阪市京町507-2
◇営業時間:9:00~18:00
◇休業日:年末年始(12/30~1/2)
◇電話番号: 0598-23-7771
◇駐車場:駅周辺の民間駐車場をご利用ください
◇アクセス:(車のルート/最寄駅からのルート)
※参照:松阪市観光協会サイト内
※三重県では『7つのお城をめぐるスタンプラリー』と御城印のキャンペーンも行っています。詳しくは各市の観光協会へお問い合わせください。
御城印の写真と値段
松坂城御城印(伊勢和紙・通常版)300円
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蒲生氏郷武将印(通常版)300円
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※他にも『豪商のまち 松阪観光交流センター』『まつさか交流物産館』でも販売有り。詳しくは観光協会サイトでご確認ください。
※松坂城の御城印はイベントや季節によって色々な和紙やデザインが異なる限定版などを出品されているようです。
松坂城のスタンプ
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スタンプ設置場所
松坂城の100名城スタンプは『松阪市立歴史民俗資料館』または『本居宣長記念館』で押印できます。
※2館とも休業日の場合は松阪駅観光情報センターに設置。
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◇施設名:松阪市立歴史民俗資料館
◇住所:〒515-0073 三重県松阪市殿町1539番地
◇営業時間:<4月~9月>午前9時~午後4時30分
<10月~翌年3月>午前9時~午後4時
◇休業日:月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)
※臨時休館期間:令和6年2月26日(月曜日)~令和6年3月1日(金曜日)
令和6年5月20日(月曜日)~令和6年5月24日(金曜日)
◇電話番号:0598-23-2381
◇入場料:一般 150円 一般団体(20名以上) 120円
6歳以上18歳以下 70円 6歳以上18歳以下団体(20名以上) 50円
◇施設名:本居宣長記念館
◇住所:515-0073 三重県松阪市殿町1536-7
◇営業時間:9:00~17:00(最終入館時間16:30)
◇休業日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)・年末年始休館
◇電話番号:0598-21-0312
◇入場料:本居宣長記念館・旧宅(共通) 大人400円・大学生等300円・小人(小学4年から高校生)200円
◇駐車場:松阪市駐車場(隣接する松阪公園グラウンド横・無料)
松阪市役所駐車場(土日祝のみ一般開放)などをご利用ください。
※イベントなどで利用できない場合もございます。近隣の有料駐車場もご利用ください。
◇アクセス:
松坂城の登山
松坂城は平山城の為登山はありません。登城の難易度軽。杖・熊鈴・登山靴は必要なし。
トイレ
城内に3カ所、駐車場にも有り。
登城ルート
大手門方面から入城
古地図を照らし合わせてみると現在の市役所は堀を埋め立てたところに立っているのでしょうか。
三ノ丸だった部分は、今は学校、神社、病院や住宅などが多数立ち並んでいます。かなり広い敷地ですね。
恐らく阪内川から引いたであろう堀跡の細い川は数カ所残っていますがほとんど埋め立てられているようです。
まっすぐの大手道を進み表門跡を通ります。
内堀らしきものはないので見事な石垣群を間近で見ることが出来ます。
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松阪市立歴史民俗資料館へ
表門跡を通り松阪市立歴史民俗資料館へ。
鬼瓦が沢山置いてある庭を通り、資料館でスタンプを押しました。
館内はお城のことについては資料は少なく
2階の小津安二郎松阪記念館の方が充実しているようです。
館を出る時庭師さんがいてカットしたての木の良い香りがしました。
※写真は鐘の櫓跡から見下ろしています。
次から次へと現れる石垣に圧倒!
ここでちょっとした勘違い!
資料館を出てさあ二の丸かなと思いきや
実はすぐに本丸へ入っていたようです。
行く手に続々と石垣が現れて規模の大きさに圧倒されていると
少し広い場所に出たのですがここは本丸下段と地図に書いていました。
イラストの地図をしっかり見ていなくて二の丸と勘違い。
本丸が上下段に分かれているなんて珍しい造りです。
ぐるりと多聞跡に囲われた本丸下段から上段への階段を上ります。
この写真の石垣の上が金の間櫓のあった跡かと思います。
氏郷の本丸に魅了
本丸上段も結構な広さがあります。
ここにどれだけの門や櫓が立ち並んでいたかと想像を巡らせます。
本丸との区切りの奥に”きたい丸”という現在は梅園になっている場所へとつながっていました。![]()
実はここの石垣の上をずっと歩くことが出来るのですが
結構な高さがあるのにフェンスも何もなくて・・
悪ふざけをして身を乗りだす人はいないと思いますが自己責任でお願いしますということでしょうね。
埋門跡の辺りから下を見ると本居宣長旧宅(?)があるのですが
平屋の屋根をしっかり見ることが出来ます。![]()
今回は本居宣長記念館は見学しませんでしたがお時間のある方は是非どうぞ。
南側から北側へ回り学校やグラウンドが見えましたが
こちらからは更に高い!![]()
これは落ちたらさすがにヤバい!と思い角櫓跡あたりで下りました。
松坂城の天守は正保年間に台風の大風で倒壊したとか・・
周りは高い山などはなく標高約38mの通称四五百森というこの丘の周りは開けていて見晴らしがよいです。
本当は登ってはいけなかったのかもしれません、良い子は真似しないでね。![]()
本丸上段の周りをぐるっと回ると石垣の手入れをしてくださっている方が数人いました。
松坂城は全体が非常にきれいに整備されていて歩きやすくゴミもありません。
冬ですが枯れ枝や落ち葉も見かけないくらいきれいに清掃されています。
もちろん鳥糞もありません。
大切にされていますよと氏郷さんに報告してあげたいくらいですw
この穴は狭間?謎です。
あちらこちらにきれいな梅の花を見ることが出来ました。
天守台を愉しむ
ななめかな
天守台の階段を数段上がり右側に敵見櫓跡と多聞跡へつながるようです。
梅
天守台の西側にもきれいな梅が!桜の木も城内全体に何本もあったので季節ごとの花が楽しめるでしょうね。
石碑
この後、隠居丸や二の丸の徳川陣屋跡方も見たらよかったのになぜか歴史館の方へ引き返してしまいました。
氏郷トリックにかかったか?松坂城を半分しか味わっていなかったことに後から気が付いてがっくり・・
案内の石碑があったにもかかわらず(あまり目立たない)もっと見ておきたかったと反省しました。
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古井戸
古井戸 今も水があるそうです。
とても見ごたえのあった松坂城ですが発掘調査の結果や今どきはやりのVRなどで在りし日の再現をするなどして頂けたら更に興味を惹かれるお城だと思います。
今後の活動に期待致します。
松坂城周辺ランチ・近隣の城郭等
ランチ
松坂と言えば、松阪牛。
駅周辺には松阪牛のすき焼き・しゃぶしゃぶのお店が多いですが、ネックはランチの値段が10000円前後すること。
⇒松坂市・松坂牛ランチ
その点、洋食屋牛銀は松阪牛を作った洋食がリーズナブルな値段で提供されています。
ボリュームがあり美味しかったです。
※元々の場所は「牛銀本店」の隣ですが、改装の為か仮店舗で営業してました。(行く前に場所を確認した方が良いです。)

⇒洋食屋牛銀
【牛銀さんの松阪牛の焼肉定食】
お肉がとてもやわらかくて美味しかったです。リーズナブルでお腹も満たされて大満足!!
近隣の城郭
※※※このページでご紹介した内容は変更になっている場合がございますので、ご訪問の際は最新の情報をご確認ください。※※※

