スーパーの安い肉(大体、豚肉と牛肉)は、ほぼ輸入肉(外国産肉)だ。
何故、輸入肉(外国産肉)は国産肉より安いのか?
海を渡って運ばれてくる輸入肉(外国産肉)が国産肉より安いのには理由があるはず。
輸入肉(外国産肉)は危険なのか?
輸入肉(外国産肉)と国産肉の違いは?
スーパーでは輸入肉(外国産肉)と国産肉のどちらを選べばよいのだろうか?
そこで、輸入肉(外国産肉)の内、アメリカ産牛肉【アメリカンビーフ)が国産肉と比べて安い理由と安全性について調べてみた。

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輸入肉(外国産肉)が国産肉より安い理由

輸入肉(外国産肉)が国産肉より安い理由について調べてみました。
牛肉

輸入肉(外国産肉)が安い理由~3つのポイント【アメリカ牛肉】

輸入肉(外国産肉)が安い理由は何か?
以下の参照記事では、「アメリカからの輸入肉」を中心に輸入肉(外国産肉)が安い理由を3つ上げている。

①牛の飼い方(餌)
②肉の加工の経緯
③人件費

牛の飼い方(餌)

早く大きく成長させ、たくさんのお肉を取りたいがために、穀物を餌に使うのが現状。なかでも、一番よく使われるのがとうもろこし。とうもろこしをたくさん生産するために、農薬がたくさん撒かれています。また、牛が大きく早く育つよう、遺伝子組み換えした品種を使っている。
※アメリカは、国内向けには遺伝子組み換えがあまりない反面、輸出分に関しては、遠慮なく遺伝子組み換えを使う。何故なら餌が安く済むから。

肉の加工の経緯

近代的な設備の工場で、まるで工業製品を作るかのように自動的に作られる。
予防のためのワクチンや成長ホルモンを与えることで、加工代が安くなり、大幅にコストダウンできる。

人件費

アメリカは、メキシコからの不法移民を、安い賃金で雇っているといわれている。
※参照:輸入肉は、なぜ安い?【 びんちょうたんコム/プレマ株式会社 お客様コンサルティングセクション 岸江 治次氏】

アメリカ産牛肉が安い理由

スーパーで見かけるアメリカンビーフ(アンガスビーフ、アメリカ産牛肉ステーキ用等)が安い理由は何か?
以下の参照記事では、「アメリカからの輸入肉」を中心にアメリカ産牛肉が安い理由を2つ上げている。

①関税率
②肥育ホルモン剤

関税率

これまで38.5%だったアメリカ産牛肉の関税は、「日米貿易協定」が発効した2020年に26.6%へ、3割も引き下げられた。今後も段階的に関税率は下がり続け、2033年4月には9%にまで下がる予定。
アメリカ産牛肉の関税率が下がった理由は、トランプ元大統領による圧力だ。

肥育ホルモン剤

1950年代から、アメリカ産牛のほとんどが『肥育ホルモン剤』としてエストロゲンなどの女性ホルモンを投与されて育てられている。
その理由は、『成長促進剤ホルモン』とも呼ばれ、牛の成長を早め、飼育コストが節減できるから。
しかし、女性ホルモンが残留した肉は人間の子供の性成熟に拍車をかけたり、がんの発症を誘発したりする懸念がある
そこで、EUは現在に至るまで肥育ホルモンを使用して育てた牛肉の輸入を一切認めていない。対してアメリカは「安全である」と主張。
※参照:安くなって輸入激増中の米国産牛肉に潜む「ホルモン剤」のリスク【2020年2月12日 15:00 女性セブン】

輸入肉(外国産肉)が国産牛に比べて安い理由【まとめ】

アメリカ産の輸入牛肉(外国産牛肉)が国産牛に比べて安い理由をまとめると以下になる。
・餌代が安い
・ホルモン剤などを使い生産性を挙げている
・人件費が安い

そして、関税率が以前に比べ安くなったことがアメリカ産の輸入牛肉が増えた理由である。

輸入肉(外国産肉)は危険?

アメリカ産の輸入牛肉(外国産肉)は危険なのかについては、アメリカ産の輸入牛肉(外国産肉)が安い理由と関連している。
・餌代が安い
・ホルモン剤などを使い生産性を挙げている

餌代が安い

アメリカ産の輸入牛肉(外国産肉)は遺伝子組み換えのトウモロコシ等を使っている為、餌代が安い。
この遺伝子組み換え穀物は安全とは言えない。
何故なら、アメリカは、国内向けには遺伝子組み換えがあまりない。
それは安全でないからだ。
しかし、輸出用には使え、日本は問題なく遺伝子組み換え穀物を飼料として育った
アメリカ産の輸入牛肉を輸入している。

ホルモン剤などを使い生産性を挙げている

EUは現在に至るまで肥育ホルモンを使用して育てた牛肉の輸入を一切認めていない。
それは安全ではないからだ。
ところが、日本はアメリカの圧力でそうしたアメリカ産の輸入牛肉を輸入している。

輸入肉(外国産肉)は危険?【まとめ】

ここでは、アメリカ産牛肉をとりあげているが、結論から言うと「危険」だ。
それは以下の理由による。

・輸出用アメリカ産牛肉は遺伝子組み換え穀物を飼料として使っている。
・「ホルモン剤」等を使い生産性を挙げている。

アメリカがこれらの安全性が問題にされている遺伝子組み換え飼料やホルモン剤を使う理由は、輸出用牛肉のコストを安く押え、日本国内の国産牛肉より安くすることで競争に打ち勝つためだ。

国産牛肉が高い為ではなく、輸出用アメリカ産牛肉は安全性を犠牲にしている為、安いのである。

以上から、輸入肉(外国産肉)と国産肉のどちらを選べばよいのかというと、危険性から言えば、アメリカ産牛肉は安全とは言えないなので、国産牛肉を選ぶべきとなる。

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