建ててから13年目になる一戸建ての外壁にカビらしくモノが・・・。
その話を嫁にしたら、友達が高圧洗浄機のケルヒャーでキレイに落ちたので、機械を貸してくれるという。
それならと、借りることにしたのだが、少し調べてみると、「サイディングには、高圧洗浄機はNG」という記事があった。
何故、「サイディングには、高圧洗浄機はNG」なのか?
自分で外壁のカビの落とすにはどのような方法があるのか?
調べてみた。

sponsorlink

外壁のカビの原因

そもそも、外壁の緑色の正体は何なのだろうか?
そして、その原因は?

外壁のカビ

外壁の緑色の正体

家の外壁の緑色のモノを「カビ」だと考えていたが、調べてみると、黒いのが「カビ」のようだ。
以下の動画によると、緑色は「藻」だということだが、我が家のよりは色が薄い。

それとも「コケ」なのか?
以下の記事によると、「緑コケ」というらしい。
「緑コケを放置しておくと、カビも発生するようになる」とある。
中々恐ろしい。
※参照外壁の緑コケはどのように落とす?掃除や予防方法を紹介

外壁にカビが発生する原因

外壁材に凹凸があると隙間に水などが溜まり,カビ菌が繁殖しやすい条件になる。
日光が一番当たらない北面や周囲の障害物などにより日が当たらない面で、風通しなどが悪いと湿気が溜まりやすくカビ菌が繁殖しやすい条件になる。

確かに我が家でカビが生えている壁は、日があたりにくい場所だ。
さらに、窓のサンの下や太陽光のケーブルの下などカビが発生している。

ちなみに両隣の家(一戸建て)の壁にはカビは発生していない。

外壁のカビに高圧洗浄機はNG?

YouTubeでは、外壁のカビが高圧洗浄機でキレイに落ちる動画がいくつも公開されている。

これを見る限り、外壁のカビに高圧洗浄機は有効なように思える。

しかし、「サイディング」に高圧洗浄はNGだという。

「サイディング」に高圧洗浄がNGの理由

そもそもサイディングとは何?

サイディングとは?

サイディングとは、建物の外壁に使う板状の外装材のこと。
工場の品質管理の下に生産された不燃外壁材が主に使われ、耐火性や耐久性に優れている。
※参照サイディング【不動産用語集】

「サイディング」に高圧洗浄を使うデメリット

サイディングに高圧洗浄機を使うデメリットは以下の2点。

①サイディング表面を保護していた塗膜が高圧洗浄によって傷んでしまう⇒かえって汚れやすい状態になってしまう。
※サイディングの製造メーカーも、高圧洗浄機の使用は避けてほしいと明記されている。
②サイディングそのものを傷めてしまう⇒最悪の場合はサイディングが破損してしまう

外壁のカビ取りのみに使用するのはNG

以上はあくまでも、家庭で外壁のカビ取りのみに使用する場合の話だ。

業者に外壁塗装を依頼した場合、以下の2つの工程を行う。

[1]外壁の汚れを落とす。
[2]塗装の塗り直し

即ち、高圧洗浄機によるカビ取りは[1]に該当する。
高圧洗浄機によって塗装がはがれても、[2]塗装の塗り直しがあるので問題ない。

YouTubeには高圧洗浄機によるカビ取り等の動画が上がっているが、これは、業者が外壁塗装を行う前半の「外壁の汚れを落とす。」であったのだ。

即ち、「高圧洗浄機によるカビ取り」と「外壁塗装」をセットで行えば問題はない。

前述のメーカーの「高圧洗浄機の使用は避けてほしい」という記述も、あくでも家庭で外壁の清掃をする場合に限った話のようだ。

次に、外壁に傷をつけないカビの落とし方を見ていく。

外壁のカビの落とし方

やってはいけないカビの落とし方

カビキラーやカビ取りハイターはNG

塩素系漂白剤はとても強力な洗剤なので、外壁の塗装まではがしたり、外壁を変色させたりする恐れがある。
外壁を長持ちさせるためにもカビキラーやカビ取りハイターといった室内用のカビ取り剤を使うのはNG。

硬いブラシやスポンジの硬い面はNG

硬いブラシやポンジの硬い面は、外壁の表面を傷つける恐れがあるのでNG。

正しいカビの落とし方

外壁の汚れに効くスプレー

外壁のコケ、カビ、排気ガス汚れまで幅広い種類の汚れに効果があるスプレーを使う。

柔らかいブラシやスポンジ

表面を傷つけないよう、柔らかいブラシやスポンジを使って洗い流す。
車用のブラシやスポンジもおすすめ。

外壁のカビを落とす手順

①カビができた外壁に水をかける
ホースなどを使い、上から下へ外壁全体に水をかける。

②カビに洗剤をかけてこする
カビだけを落とすつもりでやさしくこする。力を入れすぎると外壁を傷つけてしまうので注意。

③水で洗い流せば完了
洗剤が残らないようにしっかりとすすぐ。カビが残っていないかチェックして完了。

外壁のカビを落とした後にやっておきたい事

外壁のカビが一旦、落ちても、条件が重なるとカビが発生する。
カビが常に生えやすい壁は、防カビ効果のある塗装をしてしまうのが一番の予防になる。
但し、この場合、外壁塗装の専門業者に依頼することになる。
お金はかかるがカビに悩まされずにすむ。

一戸建ての外壁[サイディング]のカビの落とし方&やってはいけない方法【まとめ】

外壁のカビの落とし方

外壁のカビを自分で落とすには、外壁のカビ・コケ汚れ落とし専門のスプレーを使い、スポンジなどで優しく落とす。

やってはいけない外壁のカビの落とし方

サイディング壁の場合、高圧洗浄機による洗浄はNGだ。
また、カビキラーやカビ取りハイターも、塗装がはがれる可能があるのでNG。

外壁塗装業者に依頼

高圧洗浄機を使う場合は、塗装の塗り直しとセットなら問題がない。
この場合、外壁塗装の専門業者に依頼することになる。

また、カビがある場所が外壁の高い箇所だと、素人には危険なので、その場合も外壁塗装のの専門業者に依頼するのが無難だ。

sponsorlink